フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive
物語を始める 2
投稿日:2012/9/28
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川口店は個人的にとても思い入れのあるスタジオ。
それは、きっとこの先もずっと変わらない思いです。
ライフスタジオに入社して、初めてメンバーと共に雑誌をかき集めてお互いの好きなものを語り合い、ページに付箋を貼り、気になるページの写真の背景を眺めながら思いを巡らせ、ペンキの色を混ぜ塗っては、「濃すぎない?」塗っては「なんか、色が強いなあ」と試行錯誤をしながら生まれる空間たちに最初は緊張した。
自ら作り上げることを初めて体験した川口店という新しい店舗。
単純に、すべての背景を塗り終えてその場所に合いそうな小物を並べればスタジオが完成!・・・するものだと勝手ながら思い込んでいました。
可愛い衣装をたくさん取り入れて、あとは撮影できる場所をたくさん探して・・・。
・・・だけど、本当にそれだけじゃないんだ・・・!!!ということをとても最近感じています。ひとつの空間を作り上げるということは個人の想いだけではなく、たくさんの「力」が必要なのだということを本当に知りました。
お客様と共に「共感」するスタジオを作り上げるには、まずは私たちが共に「共感」をして、お互いの「想い」を伝え合うということが大切なのだと。
お客様と共に「作り上げる」スタジオを作り上げるには、まずは私たちが日々作り上げることに対して悩み、試行錯誤をしていくことが必要なのだと。
「感動」を伝えるためには、私たちが本当に「心から感じて動く」という体験をすることが最初の一歩なのだということ。
人の「心を動かす」ことが出来る空間を作り上げるのは何が必要なのか?
人の「可能性」を生み出すことが出来る空間を作り上げるためには何が大切なのか?
終わることのない「世界」を作り上げていく作業の最初の1ページ目。
終わることのない「物語」を生み出すための今はプロローグなのだと。
決められた物語を綴るだけで終わりを見出したときに、私たちはきっと「続編」を出すことが難しくなるだろう。
「これでいいんだ」と物語の登場人物や要素を決めつけてしまった瞬間に私たちの「夢」が覚めてしまう。
作り続けて生きたい。
共に、1人では決して作られることのない「物語」を。
作り続けて生きたい。
共に、1人では決して生み出すことの出来ない「感動」を。
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