フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

5ヵ月

投稿日:2012/12/29

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Life Studio No,2 URAYASU Photo by Reiri, Coodinator Yuki
 
 
彼女の撮影を、楽しみにしていた。
それと同時に、私はとても、プレッシャーを感じてもいた。
 
初めて彼女に出会ったのは、7月の終わりのことだ。
誕生日当日のご来店だった。生まれてちょうど1年のその日、その時間を、私たちは共有させてもらった。
彼女は終始ニコニコで、本当に楽しい撮影だった。
私も、Yukiさんも、彼女のことはよく話したし、浦安店のスタッフのみんながよく知っている女の子になったと思う。
 
そんな彼女が、また来てくれることになって、嬉しいのと同時に、プレッシャーを感じた。
5ヶ月という時間の中で成長した彼女を、私はカメラマンとして、どう撮ればいいのか。12月になってからは、殆どずっと考えていた。
どう撮ればいいのか。
 
撮影当日、浦安店の玄関に現れた彼女の姿は、私のそんなプレッシャーや緊張をいとも簡単に消し飛ばしてくれた。
彼女は一人で立って、歩き、場合によっては走るようになっていた。すいすいとiPhoneを操作して、自分の観たい動画を観ることさえできる。
5ヶ月という時間は、彼女をこんなにも成長させた。
それでいて、ニコニコのあの笑顔は、変わらない。不思議な感じだ。
7月のあの日から、12月の今日まで、毎日がきっと刺激的だったに違いない。
 
前回PhotogenicにUpした写真と、敢えて同じ場所で撮影してみた。
自分が5ヶ月前に座っていた出窓の前で、彼女はすらりと立ち、カメラを持った私に目線を向けた。
あどけない、無邪気でニコニコの笑顔から、何だかびっくりするような大人っぽい表情で、私を見た。
7月のあの日、1才になったばかりの彼女の姿を残すことができて、本当に良かったと心から思う。そしてこの時また、1才5ヶ月の今の姿を、こうして写真に収められたことを、本当に嬉しく思った。
彼女は毎日成長していく。今だけ、この瞬間だけの彼女の姿に、全力で向き合って、シャッターを切りたい。
 
そして何より、私は彼女が、彼女のファミリーが、本当に大好きなのだ。
次に会える時にまた、私自身も、カメラマンとして成長していたい。彼女の、彼女のファミリーの、今だけの姿を写真に収めることができるように。
 
 
 

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