フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

love somebody

投稿日:2013/9/30

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人は誰かを愛する生き物だ。

それは母であり、父であり、兄姉であり、お爺ちゃん、お婆ちゃんであり、友人であり、恋人であり…

全ての人が誰かを愛していて、誰かを思っている。

家族写真というのはそういった目に見えない繋がりも映し出すことのできる、特別なものだと僕は思う。

この子はこの日誕生日で、少し自己主張が出てきて、自分の世界を大切にしている子だった。

お父さんに少し照れていて、素直に駆け寄れない彼女がとても可愛く、赤ちゃんから女の子への成長を感じさせてくれた。

そんな我が子にお父さんお母さんは、「3人で写っていればいいので」と僕に言った。

その中で撮った1枚の写真がこの写真だ。

この写真を撮るにあたって、僕の中で気を付けたことは、光だけだった。

気持ちを抑え指示をせず、ただ一言「自由にしててください」それだけ言ってカメラを構えた。

結局何が言いたいかというと、この家族は3人でいることに意味があって、3人でいることで完成しているのだと思った。

だからこそカメラを構え待つことで、必ず家族の形が映し出されると確信した。

私がこの写真を選んだ理由は、家族の愛を感じ、そして形描くことが出来たから。

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