フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive
遊び心
投稿日:2013/11/4
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午後2時前後
被写体が飛行機で遊びたいと
ワクワクした目で言っていたのがきっかけで、飛行機で撮影する事になった。
飛行機に乗ったり、プロペラを回しながらエンジンをかけて遊んだ。
大体その位遊ぶと、違う物や違う場所に目がいく事が多いのだが、この被写体は違い、
飛行機から離れようとはしなかった。
以前の自分であれば
沢山撮れている場所で撮影をしようとせず
被写体を、違う場所へと誘導する事を考えるだろう。
しかし、その思考に疑問を感じていた。
ここで、被写体自身の生体を受け入れようと考えた。
そうすることにより、
自分が出来る力量の幅を知る事ができるのと同時に、広げる事や確信にも繋がる。
もちろん、自分の経験外の事に
挑戦する事は冷や汗ものであるが、それでなければ知り得ない世界なのである。
しかし、自分が知らない、新しいものへの挑戦をするのか、しないのか、
自分が試されていると感じる。
世界は広い。
たくさんの人が居て
自分が知らない世界観があって
見えてないものもたくさんある。
自分が考えている以上に
沢山。
知らないことも沢山ある。
それを知るにはどうしたら良いか。
今の自分の殻を破るためには
何をしたら良いのか。
自分の中に、相手を受け入れられない出来ない事があった時
格闘する部分を受け入れていくこと。
自分の中に、今まで検討もつかない出来事に向き合ってみることで、新しい世界観や
価値観、視点が生まれる。
「遊び心」というタイトルは、そういう意味で好奇心や楽しむ心からつけた
また、子供は遊びの天才である
はじめは、被写体と眩しいくらいに射し込んでいた、太陽の光を入れようと思い
トリミングをしていた。
しかし、それでは伝わりきれない、いつものトリミングであった。
どうしたら四角いの写真の中で
最大限、伝える事が出来るだろうかと追求をした
最初は、周りをグルグルと見渡した
その次に、被写体に注目していった
被写体に注目し、周りをグルグルと見渡していると
太陽の光でスポットライトを浴びたように写る被写体と
太陽の光で照らし出された影が被写体と共に遊んでいるように見えた。
その瞬間今までにないワクワクとした感情が湧き上がり、シャッターをきった
新しい瞬間を発見した自分と、被写体のイメージとが一致した瞬間である
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