フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive
紅葉
投稿日:2013/12/1
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撮影後、ママからいただけた言葉。大切なことに気づかせてもらった言葉。
ライフスタジオで写真を撮っている自分の存在意義は、その言葉に集約されているような気がした。
再会の日―。
電車の窓から黄金色に波打つススキを眺めながら、前回の情景を思い出した…。
青々と茂った草むらの中、タンポポの綿毛を飛ばす双子のrinちゃんとrenくん。
そのときの天気も、快晴だった。
久しぶりのgalleryの景色は、目から温かさを感じられるほど鮮やかで、
新緑とは違った色の光と空気を感じさせてくれた。
自然の四季を感じられ、瞬時に開放的になれるのはgalleryならではだと改めて思う。
自然の包容力に魅せられる。
そして、到着のお知らせ。
最初はちょっとハニカミやのrinちゃんとrenくん。変わらず愛くるしい双子ちゃん。
2人の仲のよさは、ご家族の仲のよさから来ているのだと撮影しながら感じることができた。
まるで家族の温かさを強調してくれているかのように、
紅葉した木々を照らす光の色は温かく、
都会とは違ったゆったりとした時間が自然の呼吸と共に流れる。
“楽しい”をみんなで共有できる時間は限られているけれど、
その瞬間瞬間を思い出し、
大切な人たちの存在を再確認できる時間、幸せを感じられる時間は、
何度でも呼ぶことができるのだと、モニター後のママの言葉を聞いて、
そしてご家族の様子を見て知ることができた。
有り難い言葉も、その空間に関わる人たち皆がいてこそ。
モノでもヒトでも、ハッとさせられるのは関係性や心の動きを感じられる瞬間。
兄弟写真を撮るとき、横に並べて撮ることが多い。
だけどこの時、この並び方がいいと思ってシャッターを切った。
rinちゃんが少し後ろにいるからこそ感じられた関係性。
双子ちゃんだけど少し先に生まれてきたrinちゃんは、前回同様、
幾度とrenくんを見守る姿を見せてくれた。
黄葉と紅葉。
coolとcute。
2人の関係性に加えての対比が、より2人の存在を際立たせてくれた。
そして、兄弟写真に対する固定概念をまた1つ壊してもらった。
関係性とは、“存在”がある限り、いつどこででも出会うことが出来る。
Photo by Mio Codi by Shie&Miku in Gallery
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