フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive
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投稿日:2011/11/27
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今月の主題であるクローズアップ写真。
クローズアップ写真は、ただ顔を画面いっぱいに大きく写すものだと思っていた。撮りながらいろいろ工夫をしてみると、「バランス良く四角の画面いっぱいに満たす」ということは簡単ではなかった。
過去に撮った自分のクローズアップ写真をよく見ると、もうこれ以上近づけないくらい近くで撮っているにもかかわらず、無駄な余白が目立っていた。 今月はその理由を探りながら、手を加えたり、小物を加えたり、望遠レンズ、標準レンズを使ってみたり、いろいろ試してみた。
すこしつかんだ手ごたえとしては、良い光を見つけたら、なるべく空白を埋められる手または小物、背景などのポイントを見つけることと、適切な高さで近づくことだ。
そしてどんな状況でも、被写体の目をカメラのレンズに向かせる技術が必要だ。 望遠でさらに近づくと、人物の目に引き込まれそうなインパクトを与えられるし、被写体との間に何かぼかしを入れてあげると、さらに立体感が増して人物が際立つ。
また、クローズアップ写真は、限られた時間で多様な写真を撮るための、ただひとつの手段というだけではなく、その写真を見る人がよりダイレクトに引き込まれる写真、写真を見る人と写真の中の人物の距離がより短縮される、そんな写真ではないかと思う。
クローズアップ写真、まだまだ課題は多いが今後も積極的に撮っていきたい。
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