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【しじま】

投稿日:2024/2/29

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Photo: Satsuki Kudo
Coodinate: Hinami Hishioka

動的な写真、静的な写真。
カメラマンのスタイルによって様々な得意な写真があるかと思いますが、私の写真はよく人から「静かな写真」と言われることが多いです。
自分では静かな写真を撮ろうとは意識したことは一度もないのですが、結果的にそうなってしまうのは、もはや私のクセなのだと思います。(笑)

詩かな写真が多いとは言っても、実際にこどもたちの動きを固めて撮影することはほとんどなく、静かな写真の撮影風景は静かでない事が多いです。
動きと動きの隙間を撮ることが、生き生きとした写真に繋がると私は思います。
そのため、活発な子は生き生きとしたチャンスがあり、あまり動かない子はチャンスが少ないと思われがちです。
赤ちゃんの撮影は、私たちの意図で縛ることが難しいため、いくら気分を乗せようとしても、その子の空気感や温度感によっては思い通りにたくさん動いてくれないこともしばしば。
しかし、私はどんな赤ちゃんでもその子ならではの動きや表情は、些細なものでもあると思います。
その些細な「らしさ」をキャッチする感受性がカメラマンには必要なのかもしれません。

感受性やセンスは、私は養えるものだと思います。
日々観察することや、他人から様々なものを受け入れることを実践していけば、誰でも養えるものです。
目の前のこどもたちの些細な動きや表情から何をキャッチするのか、が重要です。
その瞬間だけは「エゴ」は必要ないのかな、と思います。

ライフスタジオの写真を撮る過程の中で、一番最初にすることは「被写体把握」だと言われています。
つまり目の前の人たちをよく知ろうとすることです。
これを端的に言えば関係性に繋がります。
ライフスタジオで働いている皆さんは、当然この段階をクリアできていると思いますので方法は割愛します。
そして、目の前にいる人たちは知らず知らずのうちに「らしさ」を出せる空間を作ることが、動きを作ることに繋がるのではないかと思います。
たくさんの人がライフスタジオに来てくれるので、その方法はたくさんありますね。

物静かな子でも、その指先に宿る「らしさ」を見つけること。
どんな「動き」がその子らしいのかを見逃さないこと。
そのことが重要です。

あとは、適切な場所と適切な光で写真を演出すること。
そこに動きと動きの隙間を撮れば、時間が止まったような静かな写真になります。

写真の子は、赤ちゃんならではの可愛さの中にとても品のある雰囲気が特徴的でした。
85カットの中のこの一枚に、この子の醸し出す雰囲気を表現したいなと思って撮りました。
まだ私の技術では伝わらないのかもしれませんが…(笑)

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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