店舗フォトジェニック集
Photogenic
That's What Love Is.
投稿日:2025/11/5
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Kyoto-Katsura
Photo: Kudo
私たちは、毎日ライフスタジオで写真を撮っています。
そこではたくさんの出会いがあり、たくさんの関係性があります。
私たちはそんな出会いと関係性の波の中で、日々何を感じようとして、何を学ぼうとしているのか。
皆さんは考えたことがありますか?
私がまだ入社したばかりのころ、「人」とは何か、「関係性」とは何か、「出会い」とは何かをよくわかっていなかったように思います。
わかっていなかったというよりは考えようとしていなかったというのが正しいでしょうか。
そんなこと考えたこともなかったし、それが「何か」なんて知ろうともしなかったと思います。
でも、ライフスタジオにいたら色んな人が私に教えてくれました。
勉強する機会もたくさん与えてもらえました。
何かを知って、整理して、定義して、撮影する。
その繰り返しの中で、たくさんの試行錯誤をしました。
確証を持った答えに行きついたかと思えば、それが泡のように消え去る瞬間も味わいました。
常に物事は変化し、正しいと断言できることなどなく、間違っていると断言できることなどない。
立場が変われば、見方が変われば、角度が変われば、何もかもが変わってくる。
何もかもが普遍的ではないのではないかと落ち込むこともあったけど、いつでも、どんな家族を見ても、「愛」というものだけはそこにあったような気がします。
「愛」とは特別なものでも、大げさなものでも、幻想的なものでもなく、ただ当たり前にそこにあるものだと思います。
どんな人でも愛されている。それがたとえ家族からではなくても、その人が生きている時点で。
それを自覚したときに、私が私と言う存在であると知ることができる。
そして他の人も同じだと知った時に、他人を美しいと思うことができる。
そんな感じのことが「愛」だと思います。
ちょっと哲学的な話になってしまいましたが、私の独り言なので読んでも読まなくてもいいです。(笑)
ライフスタジオでヘヨンさんに聞かれた問いを思い出します。
「美しい関係性を撮るのか、関係性を美しく撮るのか。」
それは撮影者が被写体のことを美しく見る観点が必要だということですが、さらに深く掘り下げるならば、
どんなときでもどんな人でも美しく見ることができる自分で在り続けるということが重要なのだと思います。
それは綺麗ごとでも口先だけでもなく、
生きていく中での出会いや関係性から何かを感じて学んで、
「愛」とはこういうものだと実感していくこと、
そして撮影で実践していくことがライフスタジオなのかもしれませんね。
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