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【 一瞬を思い出に。 】

投稿日:2019/7/20

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カメラマンにおいて、一瞬を見るのはとても大事です。 

お子様の動作や視線、その一瞬をどう撮ったら良いか瞬時に考えシャッターを切りますここで少しでも迷ってしまうとそれを逃してしまいます。 

ですのでカメラマンはどのポージングにも対応できるように常に頭を回転させている必要があります。 

 

この写真の場合 

行動的に言えば、メガネを取る動作です。 

この取るという動作、大人が取ると大抵同じ動きになるのですが子供によって実は動作が違うのです。 

上に押し上げる子だったり、逆に上から下へずり下げる子だったり、いろいろなタイプがいます。 

 

この子は普通に横を持ち軽くあげてくれました。ありがたい。 

個人的にここからが分かれ道なのですが、ライティングが逆光の時にこの子が目線を外すか、バッチリカメラ目線をくれるかでピントを合わせる位置を結構変えて行きます。 

 

 

今回の場合、被写体のこの子は向かって右に視線を向けました。 

この瞬間、その子という具体的な写真から抽象的な写真にシフトチェンジします。 

 

この子はまだ3歳で髪が栗色、肌も白く透明感があります。 

唇も程よく赤く、目もぱっちりで存在感もよし。 

 

 

この素晴らしい被写体を引き立てるのに敢えて眼鏡の方にピントを合わせて行きます。 

これだけで抽象的な写真の完成度が変わってくるのです。 

被写体の存在感のある目にピントを合わせるとものすごく具体的になってthe被写体って感じの写真になります。 

確かにそういう写真も大事ですがそれ系はおそらく75cutの中にものすごくあると思います。 

こういった客観的なかつ抽象的な写真を撮れるのもライフスタジオならではなのです。 

 

 

このお子様は七五三でご来店されました。 

最初から明るくニコニコ笑う。 

着慣れない着物を着ても楽しそうにシャボン玉で遊ぶ姿を見てシャッターを切らずにはいられませんでした。 

しかし時折見せる眼差しは力強くそこを何かしらの形で絶対残そうと思いファインダーを覗きます。 

 

僕にカメラを教えてくれた人からこう教わりました。 

 

 

「笑顔の写真は誰でも撮れる。だから僕らプロは他の人が気にしない所を撮りなさい。」 

 

 

この撮影をしている時に、改めてこの言葉を実感しました。 

ご両親は確かに子供の笑顔の写真が欲しいのは確かだと思います。 

 

しかし、それだったら僕らじゃなくてもいい。 

僕らだから笑顔+αを取らないといけない。 

 

ライフスタジオだからこそ、僕らを選んでくれたこその写真を。 

 

 

 

 

 

 

photo by Nihei     

 coordinate by KAZUKI 

written by Nihei 

 

 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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