店舗フォトジェニック集
Photogenic
3人家族だった時間
投稿日:2025/6/20     更新日:2025/6/20
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『3人家族だった時間』
Photo/write.OHAGI
おはぎファミリーは、毎年家族写真を残しています。
最初は夫婦ふたりの写真。
そこから、ひとり、またひとりと家族が増えて、
今では4人で写る写真となりました。
でも、その“当たり前”は、けっして当たり前じゃなく
時間とともに変化して、成長していくんだと身を持って感じています。
家族写真を撮るうえで、私が大事にしているのは、
“子どもたち”よりも、“大人の心”を開くこと。
子どもたちは驚くほど素直です。
初対面の私たちにもどんどん笑ってくれるし、
自然な表情もたくさん見せてくれます。
でも、実は写真に強く影響を与えるのは“大人の表情”だったりします。
パパやママが緊張していたり、何かを気にしていたりすると、
それが子どもにも伝わって、撮影全体の空気が少しだけ固くなるような気がする。
だから、まずは大人の緊張をほどくところから始めます。
「どんな表情をすれば良いだろう」という少し不安な気持ちを、
「いつも通りでいいんだ」と、安心に変えていくように撮影を進めています。
この日撮った写真は、ママが妊娠中の家族写真。
真ん中に写る彼女は、もうすぐお姉ちゃんになります。
だから私は、この「3人の関係性」をしっかり残しておきたいと思いました。
赤ちゃんが生まれたら、また新しい関係が始まるけど、
この“3人の家族だった時間”は今だけ。
あとで写真を見返したとき、
「そうそう、この時はまだ3人だったね」って笑って話せたらいいな。
このご家族の10年後、20年後、
写真に込めた想いや関係性を、ちゃんと受け取ってもらえるように。
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