このやさしい朝の光は
きみのために生まれたようで

ケーキも風船もお部屋の飾りも
みんな「おめでとう」を言いたがってる

はじめての一口
はじめての味
きみの小さな舌が世界を覚えていくたび
わたしたちの世界もまた輝きを増していく

笑ったりじっと見つめたり
無邪気なそのしぐさが
まるで奇跡のように愛おしい

シャッターの奥で見守るひと
あなたの笑顔を一秒でも多く残しておきたくて
そっと祈るようにレンズをのぞいていた

いつかこの日の写真を見て
きみが笑ってくれますように
“わたしはこんなにも愛されて育ったんだ”って
感じてくれますように

きみの人生が
この光のようにあたたかく
まっすぐに優しさへと向かって
歩んでいけますように

Photo by masakuni
Coordinated by natsumi
Written by masakuni