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『 カレーライス 』

投稿日:2021/1/20     更新日:2021/1/22

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photo : Masashi Kuroki|coordi : Izumi Saito

and  Shonan all staff

No.24 Life studio Shonan

 

 

子供たちの多くはカレーライスが大好きですよね。

私の友達で好き嫌いはほとんど無いのに唯一食べられないものがカレーライスという人もいましたが、カレーライスはもう日本のソウルフードと言ってもいいでしょう。

私もたまにカレーライスを作ります。

キーマカレーやバターチキンカレー、いやいやそういうオシャレなカレーではなく極々一般的な家庭のカレーライスです。

私が作るカレー、つまり私が食べたいカレーそれは自然となのか必然なのか100%母親の作ってくれたカレーに完全に寄っています。

私の母のカレーは中辛のポークカレー、そして必ずツナ缶が入っています、油ごと。

あのツナ缶の油がカレーに旨味を足してくれています。

 

そんなカレーライスが大好きな子供たちも二十歳になると成人式を迎えます。

今年の新成人たちは今の世の中の状況からして例年通りの成人式とはいかなかったと思います。

一生に一度の事であるので今まで通りみんなと同じ様に出来ない事は非常に残念に思います。

しかしながら、逆にこの記憶は忘れる事のない記憶になることでしょう。

私が成人を迎えた時はその頃流行っていた、いわゆる「ロン毛」だったことぐらいしか覚えていませんから。

現在はこんな状況下でもあるので、是非とも写真を残しにお越しください!とは言えませんがせっかく残しに来ていただけるのであれば皆で努力させていただきます。

 

子供たちが大きくなればなるほど親と共に過ごす時間も短くなります。

それは寂しいかな当然のことでもあり、親元を離れてそれぞれに歩んで行っている証拠でもあります。

成人式の写真を撮る際にいつも感じる事があります。

それは、成人式も七五三や入学記念などと同じ様な写真に残すという意味ではいわゆる「きっかけ」なのですが、成人の場合、家族みんなで撮る写真が久しぶりであったり、家族で集まること自体久しぶりだというケースも珍しくありません。

着物を纏い活き活きとする娘さん、その姿を笑顔で見つめる妹さん、そして改めて「大きくなったなぁ」と感慨深い表情で見つめる親御さん。

だからそんな家族を見た時に私は久しぶりにひとつの鍋に納まった料理かのように感じます。

そう、皆が笑顔で語るその様はまるでカレーが煮込まれているかのようだと。

 

カレーライスの数だけそれぞれの味があります。

家族もその数だけそれぞれの味があり絆がある。

子供たちというそれぞれの具材に親というスパイス、そして共に生きてきた記憶や思い出が隠し味となり、共に生きてきた時間がどんどん深みを増し美味しくしてくれる。

だから家族はカレーライスのようなもの。

同じ様なものをいくつ出されても必ず味覚が察知するあの母親の作ってくれたカレーライス。

何かが一つ抜けてても逆に何かが一つ多くてもあのカレーにはならない。

家族もそう、あの日あの時の記憶はずっと変わらない。

だからこそ、その家族のかもし出すカレーはどんな味なのか?それをひとつひとつ紐解いていく。

私は日々そんな気持ちで家族というカレーのルウをフレーミングという鍋に入れて写真として切り取っています。

あとはどう煮込むか?

その家族の持っている味を絶対に壊さないよう焦げ付かないよう、丁寧にゆっくりと混ぜていく。

そしてシャッターを切ることで写真というお皿に盛りつける。

写真はまさにリアルタイムで行なっている料理そのもの。

 

 

いつの日か、いつも通りの毎日が取り戻せたのなら、あなたの家のカレーを煮込みに来ていただけることを願っています。

今年、新成人を迎えた皆さん、これから楽しく充実した毎日、そして後悔の無い人生を送って行ってください。

 

 

それでは、いただきます!

 

 

Written by Masashi Kuroki   Shonan

 

 

 

 

 

*湘南店では成人様のお着物のレンタル、お着付け、ヘアメイク等は行なっておりません。撮影をご希望の方には事前にお支度を済ませたあとでのご来店をお願いしております。システム、内容等は店舗により異なって参りますのでご依頼の際は各店舗にお問い合わせくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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