店舗フォトジェニック集


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投稿日:2024/2/29     更新日:2024/3/2

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わたしたちは日頃たくさんの家族とお子さまに出会う職業です。

私が出会ってきた人の中で、個性が被る人には1度も出会ったことはありません。

 

今回フォーカスしたのは赤ちゃんの癖。

 

体の柔らかさを生かして足を自分の口まで運んだり、
なぜか感情と連動して足首がくるくる回ってしまったり、
ハイハイするときは右膝を軸として目にも止まらぬ速さで移動したりと

 

大きくなるとやはり疎遠になってしまう幼き頃ならではの癖は、
わたしは写真で記憶として記録として残しておくことが大好きです。

 

この写真は赤ちゃんの癖ランキング3本指に絶対ランクインする「指しゃぶり」の瞬間を捉えたものです。

 

撮影の時、高確率で指しゃぶりをする赤ちゃんがほとんどで、「でもせっかくの写真だから」と、手をあえてパパママに握ってもらい指しゃぶりを外した写真を撮ります。撮影中も「あぁ~指が~;」と、中にはパパママもそれを望んでたりする方もいます。

だから、わたしも癖としてわざと数カット撮りますが、パパママにその瞬間を写真のカットとして残していいか許可を得て撮る時があります。

 

しかし、今回撮影したママさんは、わたしから許可を得る前に「指しゃぶりって撮ってもらえますか?」と撮影希望として言ってくださいました。
「この姿、だいすきなんです。」と。

 

しかし赤ちゃんは未知。 できる時もあれば機嫌でしない時もあるのは知ってる。 でも取り敢えずその時を待つしかない。

 

「そうですね!でも気分にもよるかもですね!」とわたしのほんの少し心の中の不安が漏れた瞬間、

「いえ、これがあれば【絶対】この子はやります」

とママは断言しました。


なんと出てきたのはアンパンマンのハンドタオル。


それを出した瞬間、
赤ちゃんは目を輝かせて小さな手で掴みました。
同時に、右手の人差し指と中指はお口の中に吸い込まれたのでした。

あまり場所に慣れなかった赤ちゃんは、通常運転へと変わり、撮影場所をウロウロ。

そんなママと子の通常運転を第三者として見ていたわたしは、目が点になりながら起こった状況を観察しながら自然体になった彼をたくさんカメラで捉えました。

 

インテリア全体を映して。
むちむちとしたわがままボディ全体を映して。

そして、ベンチの後ろで床に座った時、
これを捉えました。

 

晴れた自然光が窓から入り、床に反射して、彼の顔を照らした。
わたしは、【光】と【照らされた指しゃぶりをする彼の顔】以外の情報を無くして、それだけを写した。

 

ママが大好きだと言ってくれた、君の癖。
安心するんだよね。
落ち着くんだよね。

 

「ずっとそのままでいてね」とは言わないです。
ママが見てた景色を、今だけ、残させてね。

 

⬇︎最後に、慣れてきた彼は後半にやにやしながら
お得意の指しゃぶりをわたしに見せつけるように通り過ぎて行きました。

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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