Education
越谷店
写真分析6
投稿日:2012/6/1
752 0

SS:1/120 絞り:f3.2 iso640 85mm
構成要素
光:
この空間のライティングは基本的に逆光になるため非常に難しい。
この写真では後ろの壁と棚の両方で白が点いている。
撮影時間が午後5時ということもあってこの場所は暗い。
個人的なこの場所のライティングの考えでは、光として使う場合とインテリアとして使う場合がある。
先ほども書いたようにここのライトは逆光になる場合がほとんどなので、写真にライトボックスが写る可能性が高い。
もしライトが点灯していないままこの写真を撮った場合、光が足りていたとしても背景にボックスが映ってしまう。
私はそれがあまり好きではない。
私がここで撮影する場合、点灯が必要ないと思った場合はできるだけボックスを入れないようにしている。
逆に点灯をさせた場合、この写真のように幻想的な雰囲気になり、インテリアの一部として活用することができる。
また、もうひとつの光源として左の窓からくる自然光がある。
日中はその光だけでも撮影することが可能だが、この撮影は5時。雰囲気的にもこのライティングがベストだと私は思う。
フレーミング:
まず使用しているレンズが特殊である。85mmの単焦点レンズ。
越谷でプチブームになっている(笑)
単焦点の特徴はいろいろあるが焦点距離が決まっているというのが最も違う。
望遠になればなるほど単焦点は難しく、85mmも中望遠の部類に入るので難しい。
このレンズを使用するには「このフレーミングで撮る」という決意が必要で、もしそれが無いのなら必ず余分なものが入ったり、必要なものが切れたりしてしまう。
前ボケ:
85mmの特徴のひとつであるボケ味。それを活かすために前ボケを入れるのはとても効果的に思う。
入れ方も絶妙で、窓が入るラインと、子どもの動作がわかるギリギリのラインで入れている。
動作:
子どもの動きがこの写真の最も重要な場所だと思う。
75cutのなかにこういうイメージカットは必ず必要だ。
一見顔も見えないし、もしかしたら親目線ではあまりうれしくないカットかもしれない。
しかし、こういうイメージカットがあることで75cutの基準を上げることができる。
この子がこういう動作をするために何が必要か。
この場合、お花で気を引いているが、なにでこういう動作をしてくれるか、その子の好みを判断することも重要になる。
こういう写真が撮りたい!という考えがなければ撮れないフレーミングとしぐさだと思う。
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索