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7月主題:おカネで世界を変える30の方法
投稿日:2012/7/2
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天下の回り物であるお金は、物の価値を代弁しているに過ぎない。
お金自体には大した価値はないのに、なぜ人はお金を欲する傾向にあるのか。
それは、お金を真に意味づけするのが兌換性であるからだろう。
お金があれば、そのお金と交換して手に入れられるものがある。
人の生活に不可欠な衣食住を満たすことも、お金があれば可能だ。
しかしながら、兌換性を意味にもつお金を引き換えにしても手に入れられないものが確かにある。
だからこそ、“お金がある=幸せ”という式が成り立たないのだろう。
人は豊かさまでを“お金”という物差しで計りがちだが、
それ自体に価値のない“お金”で計ったとしても、空虚な豊かさに過ぎないように思う。
確かに生きていく上で、お金は必要だ。
しかしながら、「最低これだけあれば自分は豊かだ」という豊かさの域値は、
お金ではなく自分の心が決めるものなのだ。
2年前に読んだ本に、こうあった。
“その年にどれだけ社会に与えてきたかが、自分のその年の収入”であり、
“自分が社会にしてもらったことが出費である”と。
“自分が提供するもの”と“自分が受け取るもの”。
私は、社会や人に何を与えているのだろうか…。
そして、社会にしてもらっていることが多すぎてはいないだろうかと、
本と主題を通して考え、省みた。
主題1:自分がお金を稼ぐ目的は何なのか?
今の自分には、稼いで何かしたい、何かを成し遂げたいとかいった目的はないように思う。
ただ、人は死ぬ時や死んだ後にもお金がかかるのだと痛感してからは、
何かあったときのために残すようにはなった。
しかし本書から、預ける銀行によっては、
自分の預けたお金が戦争に使われているかもしれないということを知り、
社会の一員としてお金の流れを知っていなければならないなと反省した。
現在の自分のお金の使い道は、知りたいと思うことを知ったり、学んだりすることに大半が在るように思う。
あとは、家族を喜ばせるためだったり、人と楽しい時間を過ごすためだったり…。
もちろん衣食住にも充てるのだが、本を読んで衣食住に当てるお金もできる限り抑えることが、
無駄もなく他に優しいのではないかと思い、自分もそう努めていきたい。
主題2:その目的の為にはいくらの金額が必要なのか?また他には何が必要なのか?
上記のとおり、稼いで何かしたいとか、何かを成し遂げたいとかいった目的はないので、
まとまったお金がいくら必要だとかいう考えはしたことがなかった。
知って学ぶための本や講座、人と一緒に食べたり話したりしながら楽しい時間を過ごすこと…
これらは、自分の経験値も高めてくれると思うので、
時間と授業料としてのお金が必要ではあるのかなと思った。
「最低これだけあれば自分は豊かだ」という豊かさの域値を自ら下げて、
衣食住などに使うお金はできる限り抑えていって、その分を自分の経験向上のためだったり、
人を喜ばせたり、助けたりするために今後使って社会参加していけたらいいなと思った。
主題3:あなたの目的が究極的な目的なのか?または、過程なのか?
私の目的はある種、究極的な目的なのかもしれない。
“死を恐れないで死ぬこと。”
これが私の目標、というよりは最終的な理想像だ。
このためには、心の平安を保ち続けなければならない。
タイのお坊さんの教えを聞き、素直にこんな考え方を持って死に向かいたいと思った。
自分の人生で築いてきた価値観に沿って生きることが幸せな生き方だとするならば、
私は、今この瞬間に意識を向け、人にも寄り添いながら、心穏やかに生きてゆきたい。
“自分が今生きていくために”という考え方を、
みなが“未来の社会のために”に変えていけたら…
お金の流れが、貧富の差もなだらかにしてくれるのではないだろうか。
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