構成要素

光；
後ろからの自然光のみ。
ここで撮影する場合、画面右から蛍光灯で光を作ることができるが、この写真の場合それは消している。
それは後ろからの光がただの逆光ではなく、はしご側から微妙にサイド光の役目も果たしているからと考える。
もしこれで右からの光があったら、両方から光が発生してあまり良いとは言えないと思う。
また、被写体がほんの少し画面左をむいているのもポイントで、おし画面右を向いていたらもっと顔が暗かったかもしれない。

フレーミング；
フレーミングがこの写真の一番のポイントと考える。
まずこのインテリアでの撮影する場合で一番の難点は、この写真のような小さな子供を撮影する場合に、バランスを撮るのが非常に難しいことだと思う。

インテリアが大きく、また、重心が上部にあるためにどうしてもアンバランスな感じになる。
しかしこの写真はとてもバランスがいい。
ポイントは広角と、横写真の2つと考える。
被写体を囲む左右のライン、ハシゴと柱が広角によって「ハ」の字になり、安定感が生まれる。
そして子供の位置がその真ん中より少し右にいることで、柱よりハシゴのほうが太い点のバランスをとっている。