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越谷店
写真分析24
投稿日:2012/7/29
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photo by kuroki
構成要素
光;
背景一面に広がるガラスからくる自然光。
この角度から撮影することによって左右両側から光がまわり、顔に光のラインができている。
フレーミング;
まず軸になるのは左の縦のラインだと思う。
きれいに写真の縦のラインと沿っていることで写真から安定感が生まれる。
そこからのびる斜めのラインも、両方ともうまくそれぞれの面に伸びていてバランスがいい失われていない。
また、子供の配置も的確で、子供の向きに合わせて余白が伸びている。
奥に見える窓もうまく配置されている。
植物の前ボケを黒木さんはよく使用するが、この会えボケの入り方は絶妙だと思う。
このような前ぼけは、スパイス程度に入るのがコツで、あまり多く入ると印象が強くなりすぎてしまう。
被写体;
撮影も後半で子供の体力も落ちて来ていたが、逆にそれが幸いしてこの場所におくことができたと思う。
そしてこの少し悲しそうな表情もこのタイミングならではの表情だと思うし、この写真の雰囲気とマッチしている。
また、帽子もちょっと無理してもかbせてあげたことがこの写真の底上げにつながったと思う。
ラインの広がりから私は最初「少し広角かな?」という印象をうけた。
実際は65MMだったので錯覚だが、それぐらいインパクトのある写真だった。
黒木さんの撮る写真が見るたびに変わっている。
そして変化していく自分の写真に対する喜びと戸惑いを感じながら毎日悩んでいる黒木さんの姿をみて、一緒に働き始めたことで起きた変化に嬉しく思うと共に、私ももっともっと頑張らなければいけないという気持ちになる。
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