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8月主題 ビジョナリーカンパニー②飛躍の法則
投稿日:2012/7/31
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著書を初めて読んだのは2010年だった。
主題の文章を読み、今回はまた別の視点で本に触れられることとなった。
“社会や組織を成長させるには、徹底した人との関係が基本になる”
人…。
組織の中の人間として、また自らの人生を歩む人間として、こう在るべきであるという姿を提示されているように感じられた。
まず著書では、偉大な企業への変化の過程は、規律ある人材・規律ある考え・規律ある行動の三段階に分けられるとしている。
【規律ある人材】
①第五水準のリーダーシップ
第一水準
…有能な個人(才能,知識,スキル,勤勉さによって生産的な仕事をする)
第二水準
…組織に寄与する個人(組織の目標達成に自分の能力を発揮、組織で他の人と上手く協力する)
第三水準
…有能な管理者(人と資源を組織化し、決められた目標を効率的かつ効果的に追求する)
第四水準
…有能な経営者(明確なビジョン実現に向けた努力、功績を残せるよう組織に刺激を与える)
第五水準
…第五水準の経営者
上の全ての水準の能力を持っており、謙虚さと意志の強さという矛盾した性格も合わせもっている。野心は自分個人には向けられておらず、成功を収めた時は自分以外から成功をもたらした要因を見つけ出し、結果が悪かった時は自分に責任があると考える。
②最初に人を選び、その後に目標を選ぶ
この原則は、偉大な企業と素晴らしい人生の密接な関係をも作り出している。
どういう人が「適切な人材」なのかは、専門知識、学歴、業務経験より、性格と基礎的能力によって決まる。人を選ぶ際は、どういう人物なのか、どういう価値観をもっているのかに注目し、これまでの人生でくだした決定の理由を聞いてみるといい。
【規律ある考え】
③厳しい現実を直視する
違いをもたらすのは、困難にぶつかるかぶつからないかでなく、人生で必ずぶつかる困難にどう対応するか。厳しい現実を直視するとともに最後には必ず勝つという確信も失ってはならない。
④針鼠の概念
情熱をもって取り組めるもの・経済的原動力になるもの・自社が世界一になれる部分、
この三つに関する深い理解が針鼠の概念。これを確立しようとするとき最も大切な点は、厳しい現実を直視し、この三つに基づく問いに導かれて、適切な人達が活発に議論を行うこと。
【規律ある行動】
⑤規律の文化
規律ある企業文化を成す為には、個人が改善を常に目指す姿勢をもって、規律ある考えと行動をする必要がある。正しいことを行う規律と同様に、不適切なことを止める規律をもつことも大切。
⑥促進剤としての技術
飛躍の道は小さな努力の積み重ねによって開かれていく。
後半では、「なぜ、偉大さを追求するのか」についてまとめられている。
この本の要点は、いま実行している点のかなりの部分が、力の無駄遣いである事実を認識することにあり、不適切なことへの時間の無駄を無くせば、毎日が楽になり豊かになり、同時に実績が上がると提唱している。飛躍を目指していれば、凡庸さが続くのにまかせた場合と比較して、特に痛みや疲労が増すわけでもないことに気づく。本当に好きで自分が情熱をもてる仕事をしているのであれば、偉大さを目指さないことを想像することすら難しくなる。意味のある仕事をしていなければ、意味のある人生にするのは極めて難しい。
そう考えると、偉大さと素晴らしい人生が密接な関係にあるという著者の考えには合点がいく。
各自の素晴らしい人生のために共に偉大さを追求すると言い換えることもできるのではないだろうか。結局のところ、行き着く先は、“人”であり、“いかに生きるか”であるのだろう。
主題①
人を成長させるための自律と規律、つまり自由と規制に関する制度やシステムには何があるか?
→ライフスタジオ内のシステムが頭に浮かんだ。
読書、討論、サークル、学習休暇、FA制度、週4日勤務、朝夕1時間など、どれも個々人、そして組織の成長に繋がるシステムであると私は思う。自ら責任を持てば選択の自由が与えられるものや、人生の学びへと繋げることのできるものなど…本人の活かし方によって自分を大きく成長させられるシステム。人に集中している会社だからこそ、実行可能なシステムだと考える。
自分を律せられるようになれれば、自分(感情)から自由にもなれる。
一見矛盾しているようにも見えるが、自分を律せられるようになるための規律、そして規制は自由な世界へと繋がっていく。
共に、人として生きるための規律…。
主題②
自分が考える偉大な企業の定義とは?良いことと、偉大なことの違いは何か?
→私欲追求に力を注いでいる企業は、いくら大きな会社だとしても偉大な企業とは呼べないだろう。私たちは社会の中に生き、企業はその社会の中にある。言ってみれば、社会や人があってこその企業である。それを認識して、社会や人のために貢献している企業こそが、偉大であると言えるのではないかと私は思う。
資源やエネルギーにも限りがある。それらを次世代にも受け継がせようと“持続可能な社会”を同じく社会に属する組織と共に目指す企業。
同じ社会の元、人々は生きている。ボランティアや寄付、提供など出来ることで人と共に助け合っていこうとする企業。
社会、そして人を重んじ、自らをそこに還元しようと動く企業こそ、私は偉大であると思う。
そして自身も、人と共に社会や人のために何かしていきたい。
自らも、自分の思う素晴らしい人生を築けるようになるために…。
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