写真分析２７

 

構成要素

 

光：

右からの蛍光灯のみ。

かなり蛍光灯の近くに寄せることで明暗を強くはっきりとさせている。

 

フレーミング：

「横写真の理由」

横写真にするには理由が必要。

人を配置すると必ず左右が空くからだ。

だから特別な理由が無い限り横フレーミングは使わない。

 

この写真における横写真の意味は、「光」だと思う。

光のある明るいほうに空間を作り、一見何も無いが空いてるという感じではなく「光」があるという感じだと思う。

 

上部：

横写真における上部の切る部分というのも重要になる。

被写体を切らずにフレーミングをするとバランスの良くない写真になってしまったりすることもある。

この写真のポイントは「どこまで切るか」だと思うが、前髪を残して、これ以上は切ってはいけないぎりぎりのラインで切っていると思う。

 

左部：

左の部分にも同じことが言えると思う。

これ以上切ってはいけないぎりぎりのラインで切っている。

もしもう少し外になったら、肩が見えて不自然な感じになっていると思うし、もう少し中側だったら顔が切れていた。

 

ポージング：

この写真の場合はポージングというよりも表情だが、この子の不思議なふんわりした雰囲気を最大限引き出すための目線としてカメラから少しはずした感じを狙った。

結果的に光、構図、表情が組み合わさって彼女の雰囲気を表すことのできた一枚だと思う。