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越谷店
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写真分析28

投稿日:2012/8/26

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構成要素

 

光:

自然光のみ。

被写体の後ろに大きな窓があるのでそこからの光が光源となり、少し逆光になる。

クローズアップでの逆光はよっぽどのことがない限りご法度。

影の部分だけを切り取っているようなもので、いい写真にはならない。

 

この写真の撮影位置は逆光で撮影することが多く、引きの写真は真逆光から撮る。

その流れからのクローズアップだと思うが、真逆光を避け、真正面からではなく少し左にずれて撮影している。

そうすることで被写体に光が回り、逆光という感覚では無くなり、顔の両側から光がまわっている。

もうひとつ加えると、地面が白なのでレフ版の役割も加わっている。

 

フレーミング:

例外もあるが、クローズアップの基本は少し上から撮影すること。

上目遣いによって顔が小さく見え、子供のかわいさとキッズの大人っぽさがどちらも引き出すことが出来る。

また、焦点距離が68mmという中望遠を使用することで、ゆがみも無くなりストレートに表現できる。

そして少し上から撮る事で顔以外の部分をぼかすことができ、表情を印象的に残すことが出来る。

 

上部の切り方

クローズアップの場合、体を切らなければいけません。

切り方を間違えると痛々しい写真になってしまいます。

 

この場合頭を少し切っていますが、もし頭を切らずに少し空間を設けていたら、なんとなくしまりのない写真になってしまい、その空間の説明をすることができません。

 

左右の切り方

基本的に腕などを関節できってはいけませんが、この写真の場合、上から撮ることでボケが生まれ、痛々しさをあまり感じることがありません。

また、脇の下でトリミングすることでどういう洋服を着ていたのかがわかります。

 

カメラ目線:

クローズアップではカメラ目線が重要になります。

被写体との距離が短い分、アシスタントが仮に真横で呼んだとしてもカメラ目線になる確率は高くありません。

 

特にこれくらいの年齢の子の場合、言葉で誘導することも難しいため、カメラマンが直接呼ぶことが重要になります。

カメラマンが声を出したり、カメラを近づけたり・・・。

 

しかし、まったく違う方向を向いている状態からカメラマンが呼ぶのは困難ですので、アシスタントにそのサポートをしてもらう必要があります。

 

また、アシスタントの力によってカメラ目線を取る事も可能です。

おもちゃをレンズに入れてみたり、自分がレンズをのぞいてみたり、そして最終的にはカメラマンの真後ろに隠れたり・・・

そこでのポイントは表情です。

カメラマンの後ろに隠れて、仮にカメラ目線が取れたとしても、表情がポカンとしていたらいみがありません。

その場合はシャッター音を聞く必要があります。

もし自分で何か違うなと感じたら、カメラの後ろから顔を出してみたりして追い討ちをかけてみます。

とりあえず一生懸命さが伝わります(笑)

 

 

 

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