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越谷店
写真分析30
投稿日:2012/9/1
840 0
構成要素
焦点距離:70mm f3.2 iso500
光:
夏の日差しは強い。
午前中の湘南店、入り口の少し入ったこの場所は強めの自然光が降り注ぐ。
この写真でいう右からの光がそれに当たり、メインライトとなっている。
あとは画面奥から逆光気味の光があるが、これは被写体を撮影するための光というよりは、見栄えの面で必要な光といえる。
フレーミング:
良い写真として四角の中に収めるにあたり、重要なことは不安定要素を取り除くことといえる。
縦の線、横の線、バランス、重心。
これらを計算してフレーミングをする必要がある。
この写真の場合、重心は被写体の足元にあるので、安定感が出る。
また、足元のすぐ右に小物があることでも左右のバランスがとれている。
背景もバランスのポイントで、右上にある赤いラインがフレームと平行であり、半分見えている椅子も一見見切れているようだけど平行にフレームされているので不安定感がない。
左上の屋根の存在感も空間を埋めるには十分。
右奥にあるお花もボケてはいるが存在がわかるし、緑のラグも不自然な入り方はしていない。
そしてこの写真の核心ポイントは右の前ボケだと思う。
かするように入っている黒い前ボケがこの写真の圧縮効果を高めていて、また右下の重心の流れを止める役割もしている。
ポージング:
後姿を撮影するつもりではなかったが、ベルに興味がなかったので奥にある何かをみてもらった。
被写体の重心が左に寄っているのは偶然で、それによる安定感もこの写真の特徴といえる。
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