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越谷店
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9月主題

投稿日:2012/9/3

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9月主題

越谷店:大山紀子

 

主題1
あなたの行ったバタフライエフェクトがどのようにつながっているか、また誰かのバタフライエフェクトがつながって自分にきたか、考えて書いてみてください。

 

バタフライエフェクトとは、非常に些細な小さなことが様々な要因を引き起こしだんだんと大きな現象へと変化することを指す言葉である。

名前の由来については、この概念を最初に発表した気象学者エドワード・ローレンツの講演の題「ブラジルでの蝶のはばたきはテキサスで竜巻を起こすか」から来ている。

ほんの些細な事が、徐々にとんでもない大きな現象の引き金に繋がるかという考え。

ある場所における蝶の羽ばたきがはるか遠くの場所の天気を左右する可能性が考えられるという内容は風や波などの気象には数多くの不確定要素が干渉してくるため、どのような状態になるかを予測するのはかなり難しい。実にブラジルでの蝶の羽ばたきがテキサスにトルネードを起こす原因に繋がらないとは否定出来ない。

そしてそれら以上に、「どんなに初期の誤差が小さくとも時間経過や組み合わせによって大きな影響が現れ、どんな未来が訪れるかは誰にも判らない」と言う事を意味する言葉でもある。これは人生観・世界観を語る上でも有効であり、未来を正確に予測することは誰にも不可能であることを示す場合に用いられたりしている。一匹の蝶が嵐を起こすように、一匹の蚊やハエが時に歴史をを動かす事もあるかもしれない、という事である。

 

この内容を考えたとき、世の中には様々なバタフライエフェクトによって成り立っているのだなと感じた。たくさんの人々の死によって今を生きているわたしたち。すべてのことが繋がっているのだ。

真っ先に頭に浮かんだのが、北海道のSLANGというハードコア・パンクバンドの方々が行っているNBC作戦。

NBC作戦とは、2011年3月11日に起こった東日本大震災から始まったNBC作戦(物資支援活動)をきっかけに、被災地に何度も足を運び、これまで物資支援をして来た被災地の方々との毎日のやり取りのなかで、「ただ物を渡し続けるだけでは何も変わって行かない」という現状。様々なボランティアの方々も悩ませて来た、この度の震災後の最も切実なテーマの1つ「仕事を産み出す」という考えから発足した「自立支援プロジェクト」をもとに、「無駄のない効果的な支援を」というアイデアから始まった、総合的なプロジェクトです。

このきっかけともなった総合プロジェクトのうちの1つ「自立支援プロジェクト」は、家や仕事を失った被災地の方々への「メンタルケアと自立支援(仕事をし、収入を得る)」をテーマとしています。

「編み物、縫い物で癒し効果を得つつ、仕事をし、収入を得てもらう」ため、被災地の方々に制作物の提案、資材などを無償提供し、「手作りアイテム」の制作を発注。フェアトレードの概念に基づき、完成したアイテムを買い取り、販売も手がけるほか、小売店への流通、さらにその収益で、東北を含む「障害者授産施設」から商品を購入。支援物資として被災地に送るなど、仕事や家を失った被災地の方々の自立を支援しながら、極力ムダなく多くの人を繋ぐ活動に取り組んでいます。

SLANGを初めて見たのが約10年ほど前に地元のライブハウスで。かっこいいバンドが来るよ!ということで圧倒されたのを未だに覚えている。そして打ち上げで軽くお話をさせていただいた。

私自身高校生のころからライブハウスに入り浸り、全国各地のたくさんのバンドの人たちに出会ってきた。そのバンドマンの人たちの人脈というかネットワーク広さ、繋がりの強さにはいつも驚かされるとともにうらやましく思っていた。音の力ってどんなものでも発揮される。

その後はほとんど関わりはなかったのですが、SLANGの方が東日本大震災をきっかけにボランティアを行っていると耳にした。全国の音楽仲間が協力し、物資を送り、それを直接届ける。その話がわたしのように少しでも繋がりがある人たちの耳に入り、また広がって大きくなっていく。ライブハウスや地方のバンドの物販には自立支援プロジェクトの商品が並ぶ。それを見たお客さんもそのことを知り、考え、行動し、さらに広まっていく。

今では動物愛護/児童虐待防止啓発グッズ、障害者授産施設の商品なども取り扱い、それぞれの売り上げでの各種関連団体への物資支援を行うなど、これまで陽の当たりにくかった社会問題へのアプローチ、啓発運動、サポート活動など、さまざまなアイデアと工夫で新たな活動に取り組んで行こうとしている。

このバタフライエフェクトがさらに良い方向に大きくなっていくために少しでも力になれたらと思う。

 

主題2
各店舗で働いている人にはその入社の時期によって、知っている情報にも多少、差があると思います。その情報を知らなくてもライフスタジオの仕事は出来ますが、各店舗が出来ていくストーリー、様々なバタフライエフェクトたちを出来る限り追ってみてください。

ライフスタジオに入社してそろそろ二年が経とうとしています。

前職を辞め、やっぱり好きな写真の仕事がしたい!という時に大宮店のオープンとほぼ同時に入社させていただきました。正直ライフスタジオを全く理解はしておらず、予約の問い合わせの電話も鳴りっぱなしで、数か月先までの予約も瞬時に埋まる状況でした。

なんでこんなに人気なのか?というどうしてこうしたスタジオになったのか?とうい経緯を知るまでには時間が経ってからでした。きちんとした社員教育というものはなく、日々の業務に追われながらも、自ら疑問に思い、自ら聞いていくという自主性がないと何も知らないことになってしまう。

やはり初期のころは予約が埋まらず、社長・なみさんの初期メンバーによってチラシを配ったり、様々なイベントをし、お友達紹介カードが作り出され、ママたちの口コミ・ネットワークによりここまでの規模になった。写真はもちろんのこと、人に重要な価値を置くという社長の理念にスタッフもお客様も付いてきたのだと思う。

今、本社直営の越谷店にいられること。

「人が人を人として」というものを作っていくことに、まだまだもがいている段階ですが感謝の気持ちを忘れずに日々過ごしていきたい。

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