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越谷店
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写真分析35

投稿日:2012/9/12

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写真分析35

 

設定

シャッタースピード:1/128

絞り:3.2

Iso:500

焦点距離:200mm

 

構成要素

 

光:

左からの自然光のみ。

この場所での撮影の場合、バックライトとして蛍光灯を点けることもあるが、この子の雰囲気、そしてしぐさ。

これらを考えると光に包まれるよりは斜光で男らしく撮ってあげたかったのでこの光を選択した。

それでいて後ろからの自然光も入ってくるので、逆光というよりは右上のスペースを埋めるための光として利用することができる。

 

 

ポージング:

ランドセルを背負う姿。

これを指示して撮ろうとすると無理が生じるので、普通にランドセルを降ろしたり背負ったりしてもらった。

この写真の核心はこの動作であり、これを引き出す能力が必要になり、そのためには彼と打ち解け、空間を共有することが重要になる。

その瞬間を切り取るというのは意外と難しく、準備と「こう撮る」という意思がないととることはできない。

目線をそらしているのは偶然ではあるが、動作と向きが合っているのでよい雰囲気を出している。

 

 

フレーミング:

 

すごくシビアなトリミングをしている。

<上部>

頭を少し深めにトリミングされているが帽子をかぶっているので「切られている」という感覚はない。

頭の上の部分を排除することで写真に無駄な部分が減り、被写体に集中することができる。

 

<右>

右側はランドセルがポイントになるが、核心はランドセルを切るか切らないか。

この写真はランドセルを少し切っているが、もし切らないですべてをフレーミングしていたら、ランドセルの丸い形状による不安定感やランドセルの上下にある空間、足のトリミング位置が変わったりと写真の質が変わり、被写体に集中できない漠然とした写真になったと思う。

 

<下>

この部分は足をどの位置で切るかが焦点。

ハーフパンツだったのでひざより下で切るのはあまりいい写真にはならない。

そのためひざより上で切る必要があるが、この場合太ももの真ん中より少し上辺りで切っているが、これは股下の空間が出来ないようにするためだと考える。

もし股下に空間があった場合、写真の重心が頭のほうに流れてしまい、不安定な写真になる。

それを判断してのトリミングではないだろうか。

 

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