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越谷店
写真分析36
投稿日:2012/9/19
925 0
SS 1/1300
F 3.2
ISO 640
88mm
構成要素
光:
この写真は光が最重要となっている。
光の向きは太陽による逆光。というより直射日光。
フレアをあえて出す位置に移動している。
太陽の位置を帽子に少しかぶるぐらいに置いて被写体との関係を持たせ、下位置にあるフレア、被写体の背中付近伊あるフレア、それぞれが光の役割よりもインテリアと同じ構図として存在している。
普段しまっているブラインドを開け、止まっているわけではない被写体の動きを読んでのカメラマンの立ち位置で光を読んで先回りする。
また、逆光だけではなく左からも光が入ってきていて、また、地面からの反射光もあるのでドレスが透明感を出していたり、右下にあるライフスタジオのアドレスも光が当たって鮮明になっている。
これは逆光+左からの斜光が入ってきているからと思う。
フレーミング+ポージング:
この写真の核心は太陽と動きとモノクロ。
太陽からフレアの出る場所を見つけ、それを左上から右下につながる様にフレーミングし、被写体の背中側を流れるようにしてある。
被写体の動き:
止まっているわけではないのでこのフレーミングを実行するのに何度かやり直したが、その間にかけていためがねが帽子に変わったことで彼女のアクションがひとつ増え、写真に光だけではない深みが現れた。
モノクロもポイントのひとつで、もしこれをカラーで撮影していたら光と被写体の動きのほかにも視線が向いてしまう可能性があり散漫な写真になる。
また、被写体の後ろに空間があることで歩いて遊んでいるのが伝わる。
全体的に「今、瞬間」を切り取っていながらもその準備が整っている写真だと思う。
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