Photogenic
越谷店
scrollable
成長
投稿日:2017/2/6
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着てほしい衣装がパッと浮かび、ワクワクしたあの感情が、この写真を見るたびに湧き上がる。
ライフスタジオでは、基本的に1家族3パターンの撮影を行う。
3パターン分のお洋服をお持ち込みになる方もいらっしゃるが、9割は3パターンのうち1~2パターンは店舗の衣装をご提案する。
よく耳にするのが、普段着ない衣装を着させたいという親御さんの声だ。子供には、汚れても良く実用的な服を着させている家庭がほとんどだろう。持っていても着る機会は滅多にないのではないだろうか。そのため、お客様へ白いパンツを使ったコーデやドレスをご提案することが多い。彼女の場合も3姉妹の撮影は、ドレスだった。3姉妹の長女として、妹達をリードしてくれ、頼もしいお姉ちゃんの一面を見ることができた。
ソロの撮影は、ドレスの時のかわいらしい印象から大人の雰囲気へ印象を変えたいという私の思いと彼女の好奇心が一致し、この黒と白のワンピースを選んでくれた。彼女の長く細い脚を魅力的に魅せ、見事に着こなしてくれた。
この写真を撮ったボルボさんの写真分析の文章の中に「統一感」という言葉がよく出てくる。
統一感というのは総合的なバランス、光やポーズ、構図や色あいインテリアなど写真の構成要素が全てその被写体(写真)専用に構築されている事です。
この写真は、まさに統一感があるといえる。
魅力的な長い脚をより魅せるために脚を横に流すポーズをさせ、その横には、同じく横に広がった花の花瓶を置くことで、横のバランスをとっている。また、彼女の右側に広い余白を持たせることで、彼女に目が引く。真っ白な余白ではなく、格子を入れることもカメラマンの意図が感じられる。
彼女が、格子の3マスと同じ長さに収まっていることで、更に横のバランスが整う。
光はどうだろうか。
帽子の下から除く顔から太ももにあたる光が、より綺麗な体のラインを魅せてくれている。
そして、カメラマンが作り上げた写真の構成要素の中にプラスして彼女なりの仕草が一つある。
それは、服を捲る行為である。大胆に捲ってくれた。
大胆さが彼女らしさでカメラマンの作品の中に彼女の存在が生まれた。
また、口角が上がっているところを見るとリラックスした状態で、別の言葉で表すと
自然な姿と言える。
3姉妹の撮影と異なり、ソロ撮影になった途端姉としての役割から解放されたのか、少し甘えるような印象を受けた。
見た目や格好は大人へと向かっているが、まだ幼さがある6歳である。しかし、幼いなりに自分の役割を理解し、環境に合わせ自らを表現する姿に尊敬するとともに、まだ甘えたい普通の女の子で、愛おしさすら感じた。
また成長した姿を見たい。
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