Photogenic


越谷店
scrollable

そっとみつめて/艶やかさ

投稿日:2017/2/6

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人と向き合い、相手を知るためには時間をかけ、ゆっくりと進んでいく事が多いと思いますが、
短い限られた時間の中で出来る限りの関係性を進めなければならない時もあります。
 
まさに写真を撮るときには限られた時間の中で被写体の心を知り、
気持ちを通わせる事が写真を作り上げるための大切な構成要素の1つになると思っています。
 
被写体の彼女は写真を撮られるのがとても好きな女の子でした。
ファインダーを向けていると彼女の弾む心が見えるようで私自身もとても楽しい気持ちになり、
彼女の気持ちが盛り上がるのと同時に私の心も一緒に上がっていきました。
彼女はドレスを着るのをとても楽しみにしていたようで表情もとてもかろやかで嬉しい、
楽しいという気持ちがまるで眼に見える様でした。
歩くたびにふわりと揺れるドレスにとても喜んでいて、ドレスの裾を持ちながら何度も身体を大きく捻ってくるり、
くるりとスカートをなびかせていました。
ふと彼女がいる場所をみると右側の柱の物陰からこちらをそっと見つめているように見えたました。
スカートのすそを口元にもってきて、とお願いすると素直な彼女はすっとドレスを持ち上げてくれ、
私たちが彼女にいろいろ問いかけると彼女はくすくす可愛らしく笑っていて
、口元をドレスで隠しなが瞳が弧を描いているのが彼女の姿がとても美しく、
更に左側から差し込む光がまるで木漏れ日ようで、の帽子射し込み、光が彼女を包んでいるように見えました。
緑の前ボケを少しいれたのはこちら側も少し彼女から隠れて様子を見ているような雰囲気にするため。
私たちの行動にくすくすと笑う彼女の笑い声が聞こえてくるような、
気持ちを通わせられた私たちと彼女の存在が共存しているそんな写真にしたかったのです。


撮影が終わり私が写真を分類していると彼女が私がいる部屋にやってきたので
「どの写真が好き?」と聞くと「お姉さんがとってくれたから全部好きで選べない。全部ほしい!」と言ってくれました。
彼女にとって今日の写真の時間が楽しかった思い出として刻まれた事がとてもうれしく、
そんな彼女の楽しかった時間に私が一緒に入れた事もとても幸せでした。
帰るときには寂しさに涙してくれた事に私も泣けてきてしまい、絶対もう一度会おうね!彼女と約束しました。
時間は過ぎてしまうけど、その時にある幸せの時間を永遠の思い出にする為には
私はこれからもシャッターを切って被写体と幸せの瞬間を写真の中におさめていきます。

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一人一人違うと言うが、日々沢山の子供と接することで、同じ人はいないと実感する。
男の子と女の子の違い一つとっても、表情や髪型が異なるだけではなく、仕草や話し方など沢山の違いがある。
特に、女の子の美意識の高さに驚かされる毎日だ。
3歳前の幼い子でも、可愛い洋服を目の前にすると目が輝き、頭から足の先まで一瞬でコーディネートしてしまう。
その意識の高さと、絶対に着たいという欲には敵わない。
 普段の撮影では特別凝ったヘアやメイクはしないが、753の撮影では着付けの先生が、少女達を更に可愛く変身させてくれる。
ラップンゼルやアナ雪などのプリンセス、プリキュアなど派手でお洒落なキャラクターの影響もあるのか可愛い物への憧れがあるのだろう。

写真の彼女も着付けの先生にヘアメイクをしてもらい、鏡の前の変身した自分の姿に見とれていた。
長い髪をコテでクルクルに巻いてもらえたことが嬉しかったようでクルクルをいかすべき「髪を垂らす〜」と元気に先生に提案する場面もあった。
7歳でも十分自らの可愛さや、似合う物を知っているんだと関心した。
お腹周りを何度もぐるぐる巻きにされ苦しいと思うが、そんなことは忘れ、撮影の間常時ルンルンであった。
たまにキメ顔やどこで覚えたのかと驚き、つっこみたくなるような大人さながらのポーズをしてくれることも添えておく。

彼女の表情に目が引く写真ではないだろうか。
隙間から覗いているようなシチュエーションによって、それまで着物の撮影で見せてくれていた屈託な笑顔の少女とは違い艶めかしさを備えた別人のような姿がそこにある。

その艶めかしさを演出しているのは、ドレスの裾で口元を隠す行為が一役かっている。「口元を隠して」と指示をし、後は彼女らしさに任せることで自然なラインが生まれた。そして、ほのかに見える目元と口元から彼女の意思が伝わってくるようだ。
思いっきり笑った時、目尻が下がりくしゃくしゃの顏になるので、この瞬間は、楽しんではいるが一人で楽しむというよりは、視線の先に人なり彼女の関心物がみえるようである。相手の反応を伺う悪戯っぽい瞳をしており、彼女の表情に目が引く。
そして、口元は緩みこれから起こるであるだろう事にワクワクしているようだ
その姿は若々しくもあり、優雅で気品がある。
悪戯っぽさを引き出した彼女とカメラマンの間にある赤い壁が片側半分を占めていることで悪戯っぽさを引き出した状況、場所の説明をしている。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
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