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投稿日:2017/6/2

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photo by saito manami

なぜこの写真を美しいと感じるか。
感覚ではなく、基準を作るべく写っている写真の要素をもとに考えてみる。
線、色
まず線だが、この写真にはとにかく線が多い。
ここでの線とは、彼の立っている床にある縦線、木枠の縦線と横線のことである。
線が多いインテリアを写す時、気をつけなければいけないことが、
水平垂直で撮ることだ。
線がある場合、水平垂直でないと曲がっていることが一目瞭然で、
カメラマンが写したいものよりも曲がっていることが気になってしまうこともある。
もちろん意図がある写真もあるので全て水平垂直でなければいけないということではない。
しかし、この写真においては、水平垂直であることで、被写体とインテリアのバランスがとれ
美しい一枚の写真と言えるのではないか。
木枠を見てみると、大きさは異なるが長方形や正方形の形を成しており、規則性がある。
その1つが、4つのブロックに分かれいることだ。
彼がそのうちの一つのブロックに収まっていることで、規則性を発見でき、
全てを写した意図が分かる。

次に色。
衣装とインテリアの色がリンクしている。
白と緑と青
背景の白と木枠の白色は彼のニット帽で合わせ
天上の造花は、彼の着ている上着と
床の青色とは、デニムで合わせている。
写っている要素すべてがそこにある意味がある。
また、全体的に自然に近い色で構成されており、素材も木や葉っぱで自然な物を使用しているため、
落ち着ついた印象を受ける。

彼のリラックスした表情と仕草が作りこまれた中に
自然さを与え調和を与えてくれているのだ。

彼を立たせた場所も計算されているのだ。
彼が立っているブロックの対角線上には鉢植えがいくつか掛かっているため、ギンガムチェック柄のようになっているのだ。
2ブロックには人や鉢が配置され、残り2ブロックは何も置かずスッキリさせることで、カメラマンが伝えたい物が絞られる。
そして、鉢植えの部分は、前ボケを使用し、緑の薄いカーテンを引くことで被写体に目がいくようにしている。

改めて写真を構成する要素は、被写体だけでなくインテリアと衣装、トリミングと一つとして欠かすことができないことを実感した。
また、線や色を見ていくことで、普段気づかなかった部分まで目が行き届き、新しい気づきがある。

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