Photogenic
越谷店
scrollable
意図
投稿日:2017/8/5
1616 0

綺麗な写真は、普遍
この写真を見た時、綺麗だと思った
それから数日後の店舗会議で、かつさんから店舗のベストフォトの発表があり、いくつか写真がノミネートされており、その中にこの写真も含まれていたからだ
では、なぜ綺麗なのだろうか
理由はいくつかある
まずは、構図
馴染みがあるのは、写したい物を真ん中に配置させる日の丸構図や
画面を二つに分割した二分割構図
また、画面を三分割にし、交わる点に被写体や線を配置させる三分割構図
構図は様々あるが、それぞれ安定感がある
この写真は、三分割構図にあたり、交わる点に被写体と背景の棚の線が配置されている
次に、インテリアと被写体をどこからどこまで切り取るか
写真に写っていないため、分からないが、
彼は黒と赤の色をした重厚感のある壁に背を向けて立っているのだ
なぜ、壁を写さなかったのか、その答えは写真を見たら分かるだろう
被写体の着ている着物、マフラー、帽子が背景の色味と一致している
そこに、黒や異なる質感の物が入ると統一感が損なわれ、被写体への注意が散漫してしまう
写真はマイナスだと聞くが、余分な物を省くことで写したい物が綺麗に且つシンプルに伝わるのだと納得できる
最後は、どこに被写体を配置するか
彼の頭のすぐ上から伸びる枝と彼の視線の方向が並行に伸びているため、彼の意思が生きている気がする
写真は、見る人にイメージを抱かせる役割もある
よくある構図ではあるが何を入れるかで、全く違う写真になる
撮影中、カメラマンやコーディネーターは被写体に合わせて動きながら、被写体の瞳すら操っている
声かけやシャボン玉で誘導することもあれば、カメラマン自身が動き調整していることもある
被写体の視線をも拘るからこそ、うまれた作られた一枚といっていいのではないか
なぜ綺麗か理由を探ると、理由がある
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索
- トップ
- 店舗紹介
- 越谷店
- Photogenic
- 意図