Photogenic
越谷店
2人の距離
投稿日:2018/9/15
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写したいものは何か。
やはりその子たちらしさ。
年齢や関係性によって、できることできないことがある。
また、人数によっても然りである。
当たり前だが、おでこを合わせるこの仕草は、2人だからこそできること。
1人ではできないし、3人では顔を寄せ合うことはできてもおでこをつけ、これだけ密着させることはできない。4人、5人と増えればそれだけ一人一人の関係を1枚の写真に写すことは難しくなる。
また、ある程度の年齢に達すると、兄妹のそばにいることが恥ずかしいと感じている子もいる。
その兄妹に対して「おでこくっつけて!」とお願いすることはほとんどない。
なぜなら、それは彼らの日常とかけ離れた行為であり、彼ららしさを無視することになるからだ。
だけれど、絶対に外せないことがある。
それは、被写体の距離感。
携帯でも綺麗な写真が撮れる現代に、スタジオに写真を撮りに来てくれる理由はなんだろうか。
"被写体らしさを写しつつ、綺麗な写真を撮りたい"と期待して来てくれるのだろう。
兄弟写真においての綺麗な写真とは、仲の良さを表わすことだと考えている。
そして、それを表わす方法として、
大きく2つ、距離感を縮めることと、表情に気をつけて撮影している。
夏休みに入り、大きいお子さんがくる機会が増え、
兄弟と肩を並べることに抵抗のある子もチラホラ見かけます。
小さいうちは良かった距離も年齢と共に意識し、恥ずかしさが勝るのでしょう。
その子たちの意思ももちろん尊重しつつ、誤魔化しながら、最大限近づける努力は惜しみません。
写真の彼女達は、姉妹でとにかく仲良し、お姉ちゃんは、753の撮影では緊張している様子でしたが、姉妹写真では緊張もほぐれ、終始和やかに笑顔の絶えない時間でした。
妹といるとホッとするというのも彼女らしさであり、とにかく仲が良くおでこをくっつけると、私たちが関わらなくても自然に笑みが溢れる。
その姿は、パパさんママさんが普段見ている彼女達の日常であるのだろう。
この撮影は、パパやママ、おじいちゃんおばあちゃんも見守っていましたが、
完全に2人の世界に入っていましたね。
被写体の関係性を表わす技術を今後も習得しながら、皆さんに喜んでもらえる写真を生み出していきたいと思います。
Photo by Takako Kawahara
Cordy by Kanasugi Mayu
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