Photogenic
越谷店
イメージを形に
投稿日:2019/1/10
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Photo by Takako Kawahara
Cordy by Namika Kubo
Write by Mayu Kanasugi
@Koshigaya
私は今撮影用に子供達の衣装を作っています。
その際には、ただ「可愛いと思うから」という理由ではなく
「この年齢の子の持つ魅力を表現するにはどのようなデザイン・素材がいいか」というように根拠を持った持論を元に制作をしています。
今回ベビー用に作ったのが、写真の子が着ている「おむつカバー」です。
1歳の子の撮影で撮ることが多い「おむつ写真」。
越谷店の今までのおむつ写真は、男の子はノーマルな白いおむつ姿、女の子は花柄や白いレースのおむつカバーを履いて撮っていました。
もちろんシンプルなのも悪くはないですが、「より魅力的な写真」「より魅力的な子供の姿」を写していくためには、「ライフスタジオらしさはありつつも既存にはないアイテム」が必要なのではないか?と思い、
「後ろ姿も魅力につながるウサギモチーフのセットアップ」を制作しました。
写真というと正面を向いた表情が見える写真に注目されがちですが、「後ろ姿」もその子供にとって特有のものだと考えています。
むちむちとした腕と背中、そして足は1歳の赤ちゃんならではのシルエットです。
その後ろ姿を写真として意味のあるものにするために、このおしりにしっぽがついたおむつカバーがあります。
麻素材で出来たこのアイテムは、写真の中で存在感を出しつつも浮きすぎず、背景と自然に馴染むことができます。
広いインテリアの中にちょこんと座る様子は、まだ幼い赤ちゃんの小ささを表現しています。
大きな木がバックにあるからこそ、比較して赤ちゃんが小さく見えるのです。
撮影用の衣装を作るときには「どんなインテリアと合わせたいか」というのも一緒に考えていますが、実際に撮影に使ってもらえて、なおかつ写真が残っていく過程を見ると感慨深い気持ちになります。
写真の印象を決めていくことに「衣装」も関わっているのであれば、自分で衣装を作っていくことはすなわち新しい写真を生み出していくことに関わっている、ということにもなります。
いつか自分がカメラマンデビューをしたら、自分で作った衣装を着た子を、自分が衣装を作るときに思い描いていたイメージを表現するように撮影をしたいと考えています。
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