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陽だまりの奥の

投稿日:2020/2/29

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被写体の彼女はハーフ成人記念で来てくれた女の子でした。

こちらに対して受け答えもしっかりしていて、気遣いもできます。ハーフ成人というその名の通り、子どもだけれど、大人への道を歩き始めている…そんな年頃の女の子です。

たくさんの撮影に入るとやはりその年齢の傾向というのが見えてきます。

まだ幼い子達は、コーディネーターと遊んでいるとカメラマンに撮られていることを忘れてしまい、その姿を写真におさめることによってみなさんが言う「自然な姿」の写真が生まれます。

しかし、彼女のようなある程度年齢が高いお子様は撮影をしていることを忘れることはほとんどなく、常に撮られているという意識を持っている子が多いと思います。

撮られるのが大好きな子は全くそんなことは気にせず、むしろそれを楽しんでしまいます。

逆に緊張して固まってしまう子もいますよね。

大人の方でもそのような方は多いのではないかと思います。

コーディネーターやカメラマンはそれを見極めなければなりません。

彼女はどちらかというと撮影は好きな方だと感じました。
弟がいましたが、兄弟写真も楽しく撮っていました。

一人になっても笑顔でこちらに応えてくれる姿は変わらなかったのですが、やはり多少感じる緊張感。

自分一人に注目されているということを意識しているというのがこちらにも伝わってきました。

そこでカメラマンが指示した場所は普段ベッドがある窓のそば。
そして彼女に本を渡しました。

そして彼女に本に意識を向ける一言を放ちます。

すると彼女は本に夢中になりました。その瞬間彼女の肩の力が抜けるのが伝わってきました。

表情も柔らかさと、少しの好奇心が現れています。

そんな彼女を窓のガラス1枚隔てて撮っています。
窓に反射する木漏れ日が彼女の柔らかい表情とリンクしています。

このように、被写体の心境をよく感じとり、その心境にあった表現を写真で引き出せるようにしたいと感じた写真でした。

 

photo by Manami Saito

codi by naomi tanaka

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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