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越谷店
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2人の日常

投稿日:2025/4/30     更新日:2025/5/1

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良い写真とはどんな写真なのか。

 

写真に携わる仕事をしていくのであれば多分ずっと考えていく問いだと思います。

 

良い写真というのは十人十色、色々な考えがあり大きな正解は無いと思います。

なぜかというと、良い写真だなと思う写真は

見た人がストーリーを感じてその人たちの心に響く写真であることが大きいからではないかと思います。

 

プロが撮影しても良い写真じゃない可能性もあるし、

お家にあるデジカメで撮った何気ない日常の写真がとんでもなく人の心に響く写真になる事だってあるし…

写真は見た人の感性で感じ方が違っていくからこそ可能性が無限に広がり沢山の人たちが写真を残していくのかなと思います。

 

ではそうなると、写真を生業にしている私たちに出来る事ってなんだろう。

私にしかできない写真の価値を追及する事ではないかと思っています。

 

今はインスタグラムなどのSNSが普及し、いろいろな写真を見れる機会は数十年前よりも格段に増えていて、

いわゆるネットに掲載されている写真は良い写真と感じる要素が多い写真なのかと思います。

 

ライフスタジオで私たちが提供している写真には

この場所でしか感じられない表現、関係、体験、時間、空間などなど…色々な目には見えないけど(見えるものもあるけど)私たちが提供したい価値が要素として加えられています。

沢山の構成要素を私たち写真に付与していく努力があるからこそ良い写真を提供できるチャンスが生まれるのではと思います。

 

私が撮影した2人は2019年ぶりに越谷店へ来てくれました。

2人には16歳のお兄さんもいるのですが高校生なので今回は撮影には来ず、2人とママさんの2人での来店でした。

 

今回は10歳の三男君の10歳の記念の撮影で、もうすぐ12歳のお兄ちゃんと10歳の弟くんはすごく仲が良くて2人で一緒に話している姿がすごく楽しそうでした。

小さい子供たちを撮影するときは言葉での会話が出来ない事もあるし、写真のピントなどの問題である程度写真が撮れる形にして撮影する事も多いですが、

会話が出来る年齢になってくるとポーズの指示もできるし、ポージングを組む事で雑誌のような美しい整った写真を撮影できる事もありますが、

今回撮影させてもらった2人は私たちに対してもすごく軽やかにお話しをしてくれていたので、自然に自由に動く方がいつもの2人らしい関係性が見える写真が撮れるかもしれないと思い動きを多く取り入れたシーン構成を考えました。

 

では、自然といっても写真の自然は作られた自然ではあります!

でもいかに自然らいくみせるために何をしようか考えたとき、ちょうどライフスクールという勉強会の写真チームの中で兄弟写真の課題に挑戦していて、私は本を使った写真を撮りたかったので

2人に寝転がってもらい本を2人で読んでいる姿で構成しました。

寝転がっている所を撮る場合は上から撮影するので床の面が多く映るので床にも本を散らばせて写真の画角がしっかり埋まる様に考え、

ちょうど天気も良く奥からしっかり光も入ってきていて

床とカメラの被写界深度的に前ボケを入れた方がより奥行を感じられるのではと前ボケも入れました。

本自体は幼児向けの内容だったのですが、私たちが作り話を付け加えたりして2人の無邪気さが伝わるように笑顔を引き出す内容をコーディネーターと一緒に考えながら進めました。

 

私たちは写真を撮る時にほとんどの場合はじめましての状態から撮影を始めます。

はじめて会った方々といきなり関係性を築くのはとても難しいと思いますが、私に出来る事はライフスタジオでの撮影を楽しんでもらえるような空間を作る事だと思っています。

ライフスタジオという場所で撮影した写真で、2人の関係を感じて2人の日常の何気ない美しい時間を垣間見てるように感じてもらえたら嬉しいです。

 

photo by manami

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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