Photogenic
越谷店
越谷写真8
投稿日:2012/3/31
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私は人の後ろ姿がとても好きだ。
カメラマンのときも、コーディネーターをしているときも子供が後ろを向いたときや、向かせた時は、初めはあえて呼ばないし、体制を整えることもしない。むしろ、そのままの状態でしばらく見つめていることが多い。
人の後ろ姿にはその人の人生が現れると感じる。この二人の間関係も、そうではないかと感じさせられる。
また昼以降のこの窓はたくさんの光に注がれて、強弱というものをよく現してくれる。太陽の直射が二人をより強くみせ、またこちらからみる背中の陰というものを鮮明にしてくれる。
この写真を見ていると、妹より早く生まれたお兄ちゃんはやはり存在感がある。その隣でお兄ちゃんに寄り添いながら外を見つめる妹は、お兄ちゃんの存在感に負けないように、自分も主役になろうとする。そんな姿は見ていて愛らしい。でも絶対にお兄ちゃんにはかなわない。それは生きている年数はどう考えてもお兄ちゃんには勝ることはできないから。そして身体も大きいし、やれることも多いから。でもずっと頼りに出来る存在。そんなお兄ちゃんを持つ妹であることが幸せ者だなって思う。
私にも兄弟がいる。昔は負けたくない一身で大きなお兄ちゃんに立ち向かって行ったが、力では絶対に勝つことが出来なかった。そしてそのお兄ちゃんの強さはいつも兄弟を守ってくれた。いつも頼りにできて心強かった。そして生きている分だけ経験も豊富だ。
今でもよく電話をする。お兄ちゃんの考えを常に聞きながら人に対する気持ちや人を動かして行くセンス、様々な経験など私がもっていないものをたくさん持っていてすごく勉強になる。人が生きて行く道は違えども、生きていること、それはみんな共通。背中が色んなことを物語る。人の背中を見つめてみるとまた人それぞれの新たな発見があるかもしれない。
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