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越谷店
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越谷写真 11

投稿日:2012/4/5

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越谷店の写真をクリックしながら順々に見ていき、暫く手を止めた写真。 シンプルなのに、何故かとても魅きつけられた。 “何故か”…。 これから自分の課題として、“何故か”について追究し続けていきたいと思う。 自分なりにでも“何故”の理由を見つけていくことが、自己の向上に繋がると思うからだ。 “写真は引き算だ”という言葉をよく耳にする。 1枚の写真に写りこませる全要素には意味を持たせなければならず、 意味のないものは除いていかなければならない。 言い換えると、写りこませるものは意図してそうしなければならないということだ。 前景も意図して入れなければ、見る者の被写体への集中を邪魔し兼ねない。 被写体の手前にぼかされて写るイスの脚。 この前景はとても効果的に、そして意図的に入れられたもののように感じる。 まるで縁取られるかのように、 このイスの脚によって子どもとママ、二人の存在が強調されている。 ママの洋服の色とイスの脚の色。 二人が形作っている三角の形と三角形のように切り取られたイスの脚。 もし、この前景が無かったらどうだろう? 手でイスの脚を覆い隠してみると、二人の存在が遠く感じ、少し寂しい印象を受ける。 やはり、この写真は前景があることで完成されているようだ。 被写体への集中を決して邪魔しておらず、むしろ集中へと促している。 また、通常ライフスタジオでは裸足で撮影を進めていくが、 この写真でもしママが裸足だったら…と想像すると、 ママの靴下の色でもバランスがとれているように感じる。 そして、二人の姿が成す絶妙な三角形。 ママはそのまましゃがみ、子どもは片足に重心をかけ、 二人の接触によって支えられバランスが保たれている。 撮影に入っていないため、意図してこのシルエットが出来たのかは分からないが、 このように瞬時に切り取るカメラマンの、洞察力や判断力、感性を感じることができる。 お互いの存在を確認して浮かべる二人の表情。 関係性も垣間見ることができ、 シンプルなのに単調に溺れず、とても秩序の保たれた魅力的な一枚。

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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