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越谷写真 13
投稿日:2012/4/21
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今回は、自分を知るためにも自分が撮影に入った写真を分析したいと思います。
この写真は個人的にとても思い入れのある写真ではあるのですが、思い入れだけで写真を選んだりするのは卒業しなければならないと思い、分析を試みることにしました。
しかしながら写真が“その時”の一瞬を写しこむ以上、思い入れも大切な要素であると思うので、まず撮影背景を顧みたいと思います。
EちゃんとYちゃんは、2歳差の姉妹。
最初、見知らぬ空間に連れて来られた2人はパパさんにくっついてしまうほど緊張していた様子でした。
私は自分自身が三姉妹の長女であるためか、お姉ちゃんのEちゃんの気持ちがよく分かり、まずは妹のYちゃんと一緒に遊ぶことにしました。
Yちゃんとぬいぐるみで遊びながら、Eちゃんも巻き込んでいって…。
Eちゃんが入っていけるきっかけを、Yちゃんに協力してもらいながら作っていきました。
“一緒につくる”を感じた部分は他にもあり、
この撮影では、先輩の足立さんに初めてアシスタント(コーディネーター)をしていただきながら、写真を撮らせていただきました。
男性に少し照れてしまう2人。
自分がアシスタントを…という考えが一瞬頭を過ぎりましたが、足立さんは子どもたちと仲良くなるのも上手で、楽しそうにしている皆の姿を見ていたら自分も楽しみながら、この空気や、微笑ましい姉妹の関係を収めたいと強く思い、そこに集中することにしました。
“一緒に”楽しい時間を作り上げて共有する。
これこそが最も重きを置くべき要素なのではないかと再認識させてくれた撮影でした。
当日は、2人の笑顔を際立たせてくれるようなお天気。
2人以上の撮影の際は、ピントを均一に合わせるため横に人を並べることが多かったのですが、自然光も沢山入っていたこともあり、積極的に車に乗ろうとする妹のYちゃんと、少し控えめなお姉ちゃんのEちゃんの位置を敢えてそのままにして絞りを絞りました。
花びらのように靡く薄ピンク色のスカート。
陽の光を浴びて、爽やかな緑を帯びた車。
一足先に春が訪れたような優しい色の刺激に、
より淡く、より柔らかく写し込みたいという想いが湧き、手前の白いカウンターのテーブルで前ボケを加えてオーバー気味に撮りました。
足立さんのリアクションで見せてくれた2人の姿勢と車の曲線のラインが、
全体により柔らかさを与えてくれたように思います。
見る側の心も和ませてくれる二人の笑顔。
微笑ましい瞬間を捉え、写実的に残せるよう努め続けたい。
いつまでも仲良し姉妹で、沢山のあったかい思い出を…。
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