Photogenic
越谷店
越谷写真:26
投稿日:2012/6/3
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ベストフォト 2
おお神よ。この写真を私が撮ったというのですか?
そうだ。この写真は私が撮った写真だ。正直自分でこの写真を撮ったあと自分自身感心した。開始から何自慢してるんだ?実際自分で感心をするということは、それは実力や意図して撮ったというよりも、偶然の要素が大きかったのだ。だから自慢ではない。だから感心したのだ。意図して撮ったのなら、こう思っただろう。「そう!そうじゃなくちゃ」しかし、私は「あっ、これどうやって撮ったっけ?」であった。だから分析が必要なのだ。この写真は何故いいのか?
光
越谷の「カフェ」は、「ボルボゾーン(2階の奥の部屋の白い屋根がある空間)」と一緒で、光が一番きれいに入る場所だ。その理由は、まず、光が直接入ってこない。写真に見えているカフェの窓は西日が入ってくる。だから3〜4時頃までは、直射日光が入ってこないため、被写体と背景にほのかで柔らかい光が入ってくる。もちろん、光が直接入ってくる時も魅力はある。とにかくこの場所は光がなだらかに入ってくる場所だ。
2つ目に、逆光だけでなく、写真の左側からも光が入ってくる。写真だけを見ると、窓から入ってくる逆光だけが存在しているように思うが、この空間は写真には写っていないが左側が全て窓になっている。写真に写っている窓から逆光だけが入っていたら、珍しい印象を与えることはできてもこのような自然な形にはならない。左から入ってくる光があって、すべての場所に美しい光が入っている。カフェをこの方向から撮影すると、特別なことがない限り、きれいな写真が撮れるのもそんな理由からだ。光がきれいに集まる場所である。
向かい合って見つめる
最近写真を撮る時に悩むのが 「ストーリー」である。そして、兄弟や家族写真を撮るときに、そのストーリーをどのようにうまく表現できるか?悩んで出てきたものが「関係」である。ならばその関係を表現するには、どのようなことが効果的であろうか?その悩みから出てきた最初の案がこれだった。 「向かい合う」
他の人の写真を見ていて、写真を直接撮りながら向かい合う時、良い写真が出てくる場合が多かった。カメラを見ると、硬直していた顔もお互い向き合ってみると自然な笑いが出ることがある。(もちろん長い間向き合っているとぎこちなくなる。何か他の動作もしなければいけない。ジャンケンでも)そして、お互いを見て感じる感情が表情にそのまま現れる。それが「関係」として表現される。実際に真っ黒なカメラを見ながらどんな感情が起きるだろう?プロのモデルではないのに。
実際この子達はもともと仲が良かった。妹ちゃんがお兄ちゃんを見ながらあのような楽しい表情を続けてくれた。お兄ちゃんも自分のいたずらで笑う妹を見て一緒に幸せそうだった。この写真の原本ファイルを見ると分かる。
画面の真ん中にある柱は、「薬」なのか?「毒」なのか?
写真には黒の柱が見える。左の柱は、写真の単調さを適度にカバーし、あまり気にならない。問題は、真ん中にある柱。これは見る人ごとに意見が少しずつ違う。肯定的な反応としては、「この柱は、写真を平凡にならないようにする決定的なものだ。」という意見である。他の意見もある。「二人の子供達が断絶されて見える」ということだ。聞いてみると意見の数は、前者のほうがもっと多いようだ。私が思うに二つとも正しいと思う。でも、最終的には、柱を入れて撮ることを選ぶと思う。画面の面白さとは、目に見えるそのままを感じることだが、人の関係は想像することができるからである。写真を見て、私達が思っている子供達の関係は、この柱で断絶された可視的なものではなく、心で感じる無形のものなので、この柱をただの柱として見ずにその意味合いを越えて感じることができると考えられる。
私は今もこの場所でこの状況と、フレーミングの写真を多く撮っている。上の写真を頭の中に描きながら。運が良かった。
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