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水戸店
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【 一枚に込めた思い。】

投稿日:2019/12/20

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今、ライフスタジオは全国で21店舗あります。 

その中でカメラマンがおよそ90人。 

 

毎日、たくさんのお客様が来られ、たくさんのカメラマンが撮影しています。 

私は時間があるときに他店舗の写真をよく見るのですがすごいカメラマンに共通してあるのが、75カットの中に目をひく力ある写真があることです。 

 

それを撮るためには技術は当たり前です。 

光を見たり、構図を考えたり、ポーズを指示したり。 

しかし、それ以上にその被写体に心から入り込む必要があると思います。 

 

これがなかなか難しいもので、個人的には被写体に入り込む度合いが高いほど力ある写真が生まれるような気がします。 

 

 

力ある写真というのはどういうものかと考えます。 

おそらくこのままだとすごく抽象的になりがちです。 

 

僕は、力ある写真というのは技術面だけではない写真だと思います。 

 

 

その写真を見て技術面での綺麗だけではなく、内面的に良いと感じるものがある写真。 

その一枚に思いを込めて撮っている写真。

 

 

この子の撮影中は、パパさんママさん、お姉ちゃんもノリが良く、みんなでワイワイしながら撮影していました。 

みんなでボケてみんなでツッこんでとても楽しい覚えがあります。 

この子もよく笑ってくれて、まさに子供って感じの写真が撮れていました。 

 

 

 

しかしこのウインクを撮る瞬間、カメラマンの僕と被写体のこの子以外は、なぜか携帯に夢中になっていました。 

確か、姉が2010年の時に来店した時に、撮影したカメラマンがたまたまコーディで入ったMikikoさんで過去の写真を見て盛り上がっていたと思います。 

 

 

今までは、笑顔でこの子の家族が知ってる子供としての部分。 

しかし、この瞬間は僕とこの子だけの空間。 

 

普段とは違う、この子の多面性を写真におさめるためにファインダーを覗きました。 

7歳という少し大人になってきて、お姉さんに憧れる時期。 

ここでまた皆の意識がこちらに向くと普段のこの子になってしまいます。 

 

時間はあまりありません。 

 

カット的には1枚ですが、大人っぽい写真を狙います。 

口元を隠し、笑わずアンニュイにしウインクしてもらう。瞬間的にこの子を見て感じお願いしました。 

この瞬間の行動は、僕の持つ、もう一つの彼女のイメージと彼女の持つ、大人っぽいイメージが一致したのかイメージ通りになりシャッターを。 

 

 

おそらくこの撮影で一番、この子に深く入り込んだ瞬間でした。 

 

 

 

最後のモニターの時間、この写真が流れた瞬間のこの子表情を僕は覚えています。 

どんな表情をしていたか、ここでは書きません。 

 

 

皆さんのご想像にお任せします。 

 

 

 

技術だけじゃない、内面的にも感じる写真。 

一枚に一枚に思いを込めて今日もカメラを握ります。 

 

 

photo by Nihei    

  

 coordinate by MIKIKO

 

written by Nihei 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
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