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水戸店
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「identity」

投稿日:2020/8/18

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ライフスタジオのカメラマンになってかれこれもうすぐ3年。

 

未経験スタートの私は水戸店オーナーの幹子さんにしっかりとカメラの基礎から何から教えてもらい私は約3年前8/31にカメラマンデビューをした。

 

当初は緊張や焦りという気持ちがやはり多少はあったがライフスタジオで行っているプロジェクトの8月のクリスマスやプライベートでも写真を撮り続け、時には好きなカメラマンのセミナーにも行ったものだ。

 

月日はあっという間に過ぎていく中で昨年の半ばごろから私の頭の中でふとした疑問がぐるぐると回っていた。

 

「私の撮る写真で自分らしさ、自分の写真の色、自分にしか出せない世界観はちゃんと作れているだろうか?

あれやこれやと手をつけるのも良いが私自身カメラマンである以上、世の中の流れに沿っていくだけでは最終的にアイデンティティのないカメラマンになってしまうのではないか」

 

この「」の文章のみ読むと「落ち込んでる?」と心配されそうですが全然そんな事ございません。ただこれでも浮かぶ疑問を簡略化していてこれより何倍もの他の疑問に押しつぶされそうでした。

友人のカメラマンに相談しても同じ悩みを抱えていて数時間の間話し続けるも結局は自分の中の問題なので解決せず。かれこれ半年以上は悩み続けていました。

 

そんな私の前に現れたのが現在水戸店にアルバイトで来てくれていて今回の作品のコーディネーターのまいまい。

 

まいまいとはコミュニケーションを取っていく中で気がつけば仲良しになり休日には一緒に作品撮りをしたりする仲になりました。

 

「お店でも何かやろう!何でもやろう!やりたいのあったらやろう!私もやりたいのあったら提案する!やろうね!やろやろ!」

 

と、こう言った感じで、まいまいはこんな風にとっても明るくチャレンジ精神がとても強く素敵な世界観を持っている人です。

 

そんなまいまいと提案したり提案されたりと色々やって行くうちにようやく自分のアイデンティティが産声をあげた気がします。

 

今回はインテリアや前ボケによく使っていた枝を使用しそれらを角に見立て被写体の女の子に窓際に立ってもらい遠い所で暖色のライトを点灯しアンダー目に撮影しました。

 

来店されて一目見た瞬間からコーディネーターのまいまいと互いにどこで撮るのがベストなのか、どんな1枚を作ろうかなど撮影中も枝の一つ一つの角度の調整、ポーズなど話し合いイメージを統一して作り上げた作品です。

 

こうして生まれた作品達は時代の流行に左右される事なくいつまでも心や形に残る物だと私は信じています。

 

アイデンティティとは言ったものの決してそれは自分1人が思い自分1人が作る物ではなく色々な人達に出会い様々な刺激を受けて今の私のアイデンティティが生まれ始めたのだなと思います。

 

より良い作品を色々な人、お客様とこれからも作りあげられる様に私自身のアイデンティティもしっかりと持って進化し続けていきたい。

そう改めて思わされる撮影でした。

 

いつかこの作品がこの子にとって特別な一枚になってくれたら嬉しい。

そう信じこれからも私は楽しく頑張っていきたいと思います。

 

Photo by kazuki

coordinator by Mai

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