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sen2
投稿日:2013/4/11
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広角写真とは、線との戦いだ。
私は写真で線が曲がることを恐れている。
まっすぐな柱はきちんとまっすぐに写したいし、横に伸びる棚はきちんと横に写したい。
線が歪むと写真が不安定になり減点される場合が多く、水平垂直に写した写真は安定する写真として加点される気がするからだ。
水平垂直に写すことが写真の基本であるから、私の中では絶対なのだ。
安定した写真を撮影するのには、望遠レンズを使用することで簡単に解決することができるが、広角レンズを使用すると写真の要素が
必然的に多くなり撮影者はファインダーを覗いた瞬間に、目をぐるぐると動かし被写体と背景との関係を分析することを求められる。
つまり、写真に写っているすべてが被写体に良い影響を与えているかどうかを考えるということなのだと思う。
この写真では、被写体が天井の奥行きのある直線と床の波の線の間に配置することで上下がビネッタのような効果を生み、背景の様々な色の線で被写体に注目させる効果を生んでいる。
なぜそうするのかは単純で、そうすることで撮影に一生懸命に頑張ってくれている小さな女の子を裏切らないためである。
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