笑い、拍手、賞賛、そして涙。

どれも　感動によって現れる人間の状態。

8月1日。息子の8才の誕生日。

この日は、きちんと予約を取って、suzuki&kazumiのペアに息子の撮影をお願いした。

客観的にみる2人の仕事は素晴らしい。

そして楽しそうな息子の姿。

しかし、いち母親であったはずの私の気持ちは、モニターの時に

カメラマンの心になってしまった！あ～、かなしくも職業のなせる業・・・。

冷静に「このアングルいいね！」とか「コーディネートすごい！」云々という言葉が

口をついて出てくる。

しかし・・・・・

モニターが終わると、なんと息子がグスッっといっている。

「あれ？どしたの？」と言うと、

堰をきったように、「うわーっつ」っと大声で泣き出したのである。

「こんなに、よく、撮ってくれて・・・うわーっ！！」

普段はふざけ合ってくれる2人が作り出してくれたこの世界に、

子供ながらも感動したらしい。

何だかほほえましくて　その時笑ってしまったのだが、

今まで　撮られた本人が泣いた、という場面に出会ったことは、1度だってない。

と、いうことは　如何に2人が素晴らしかったかという事である。

水戸の宝。

離さないよっ。

でも　外で勉強いっぱいしてね。

っていうのがホンネだけれど（笑）、2人には、いつか水戸を旅立っても、

子供本人を泣かせたという、この微笑ましいエピソードは忘れないでいて欲しいな。