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読書⑤『おカネで世界を変える30の方法』を読んで

投稿日:2012/7/16

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「戦争を放棄します」と、戦後日本は宣言している。

という事は、戦争に関すること一切に加担しないという事でも在る筈である。

この本を読むと、日本という国の在り方の矛盾が浮き彫りにされる。

そして私たちが唯一誇りに思っている”戦争を放棄している国である”という事が

なし崩しになっていくやるせなさを厭でも感じさせられる。

戦争のために、世界経済が動き、いや、経済のために戦争が起こり起こされる。

戦争と経済は一蓮托生。切っても切れないものであるらしい。

私たちの意思とは全く関係のないところで、私たちのおカネの一部が動いている。

戦争は 世界の経済を支える原動力になってしまっているのか・・・。

綺麗な名前に変身させたグローバルというの名のもとに 発展途上国も経済の渦にまきこまれ

損得、優勢劣性一切無視の弱い立場そのままに 世界にのみこまれている。

この本にあることは、ニュース解説のトップに挙げられなければならないのではないか?

学校の教科書に一番詳しく載せなければならない事ではないのか?

私たちが 何よりも知り得なければならない事実が このような本を手にすることでしか

きちんと伝えられていない事。

これが 私たちの国、にっぽん。

けれど 救いはなくはない。

『知る』という事。

知ったという責任上、知ったものは脳に刻むだけではいけない。

次の世代のために、世界の心の平和と真の豊かさの為に、できることから始めなければならない。

知ったものが世界に満たされてきたならば また 世界は変わっていくと信じている。

 

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