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むすこコータローの気持ち

投稿日:2012/7/31

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去年の夏、息子がお祭りで掬った金魚が1年でずいぶんと大きくなった。

その後1匹ではさびしいからと、もう1匹買ってきて、2匹は楽しそうに泳いでいた。

金魚だから、なでて可愛がるわけではないが、毎朝餌を遣り、いつも部屋の片隅で

すーっと泳いでいるのを、無意識のうちに認めていた。

昨夜 息子と家に帰り部屋に入ると、先に入った息子が「ママ、ママ、金魚死んじゃった!」

と私を呼んだ。

暑さか、酸欠か。2匹とももう動いていなかった。

「死んじゃったね。寂しいね・・・。」とコータロー。

今までありがとうね、と金魚にお礼を言ってマンションの緑地に埋めてあげた。

お風呂に入るために着替えながら、息子を見ると、なんと泣いている。

あらぁ、金魚でそんなに悲しいのか、と息子の優しい心に驚きながらも、

日頃から、犬が飼いたいと言っている息子に、

「金魚が死んで泣くくらいだと、ちょっとワンちゃんは飼えないねぇ。ママが飼ってたサンディーが死んだとき、

ママは悲しくて悲しくて、夢に出てきて、わぁ、会えた!と思ったら、なんだ夢かと思ってまた悲しくて・・・。」と

昔のエピソードを語って聞かせたら、なんとさらに息子は号泣してしまった。

「ごめんねぇ、金魚、そんなに悲しかったんだ・・・。」と言うと、息子はこう答えた。

「違うよ~、夢で逢えたのに現実にはいないなんてって思ったら、想像したら悲しくなっちゃったんだよー。わーっ。」

と、またひとしきり泣いてしまった。

・・・・・

なんだろう。優しいのか、過剰なのか、よくわからないが 冷酷でない事だけは確かだと思った。

優しい気持ちはなくさないでこのまま大きくなってほしいなと思いつつ、日中は誰も家にいないので、現状では

犬を飼えないという今のところの条件に、ちょっとほっとしている。

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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