店舗フォトジェニック集
Photogenic
『手って愛やん。』
投稿日:2026/10/15     更新日:2026/10/15
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『手って、愛やん。』
Photo.OHAGI Coordi.Sacchan
Life Studio Nagoya-nishi
「手をつないで、頬っぺたに当ててみてください」
七五三の家族撮影で、そんな声をかけてみる。
3歳の小さな手を、パパとママが両側から包み込む。
着物を着た女の子の真ん中に、家族の手が集まる。
パパとママの顔は写っていない。
それでも、この一枚から伝わってくるものがある気がした。
大きな手と、小さな手。
指の長さも、肌の質感も違う。
けれど、その手は自然につながっている。
子どもが生まれてから、きっと何度もつないできた。
産まれたばかりの頃、壊れないようにおそるおそる触れた手。
歩き始めた頃には、転ばないように支えた手。
慣れない場所では、安心できるように握った手。
そして今日、七五三の着物を着た小さな手を、いつものように包んでいる。
特別なことをしているわけではない。
でも、そんな何気ない触れ合いの中に、家族が一緒に過ごしてきた時間が詰まっているのかもしれない。
手って、愛やん。
そう思うと、手をつなぐという何気ない仕草が、少し違って見えてくる。
3歳の七五三は、着物姿をきれいに残す大切な節目。
でも、数年後に写真を見返したとき、思い出すのは着物の柄や髪型だけではないかもしれない。
自分の手を包んでくれた、パパとママの手。
あの頃は、まだこんなに小さかったんだという驚き。
そして、いつもそばにいてくれた安心感。
七五三の撮影をする中で、私が残していきたいのは、記念日の姿だけではない。
その子がどんなふうに愛され、家族とどんな時間を過ごしているのか。
目には見えにくいものまで、写真から感じてもらえたら嬉しい。
子どもの成長とともに、手をつなぐ形もきっと変わっていく。
いつか、この小さな手が自分から離れて歩いていく日が来る。
だからこそ、今はまだ当たり前にあるこの手のぬくもりを、写真に残しておきたい。
写さないからこそ、見えてくるものがある。
そんな発見を重ねながら、私自身も変化し、発展していきたい。
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