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輪郭 【ライフスタジオ仙台】

投稿日:2019/9/5

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◇課題を考える

シルエットという課題を設けました。

シルエットというのは潜在的にこういうものだと頭の中にあるとは思いますが、検索して意味を調べてみました。

シルエット:輪郭の中が塗りつぶされていて単色のもの。と定義されています。

また「シルエット写真」と検索すると様々な解説記事があり、それらには「輪郭がくっきりと」や「被写体が影絵のように」と書かれているものがほとんどになります。

つまり、シルエットのポイントとして輪郭づくりにあるということがわかります。

 

 

 

 

そこでシルエットというものを意識して撮影された写真が世の中に無数とありますがその中から50枚ほどピックアップして参考にさせていただきました。

 

 

 

◇シルエット写真を知る

 

 

これらを見た時に輪郭もそうですが背景だったり、小物だったりと被写体の輪郭の中を塗りつぶして表現している写真もたくさんありました。

背景は壮大な空だったり、大海原にポツンとだったり、手に持っているものはレースだったり花だったり、ポージングは踊っているようなものや手を挙げ形づくっているものなど様々な工夫が世の中にあるなあと感銘を受けます。

 

その中から今回取り組んだ写真はこちら

 

 

 

数ある参考写真から選んだものに向けて

今回は練習を2回行いました。

1度目、スタジオの壁に遮光カーテンかけて背景からの余計な光をなくしました。プロボックスを被写体の真後ろにおいてストロボの適正距離をみながら、レンズは24-70から70-200の望遠レンズに切り替えました。輪郭を作ろうとしたときに望遠レンズで圧縮した方がより光に集中ができるといった感じでしょうか。被写体に少しだけサイド光を入れたり、レフ版でやや被写体に光を補足したりと繰り返しました。

2度目、同じ条件ではありますが補助光無しで一灯で行いました。理由として前回は被写体の首やほほにも少し光を当てて見えるようにしました。しかし今回は輪郭のみをなんとかして撮ってみたい。ストロボと被写体の距離を測ったり、カメラの開放値を絞ったり、開放したりこんなもんかなあと練習を終えた時、神様仏様五明様が「後ろから2灯炊いてみたら?」をおっしゃられたのです。

 

なるほどと思いその日は寝ました。

 

 

◇彼女と私

私はInstagramで彼女のことを知っていました。

髪が長く、すらっとしていて、スポーティな洋服を好み、おしゃれが好きそうで、Instagramで見る彼女は元気いっぱいでした。

可愛いけど、かっこいいという部分も持っている彼女。

シルエットの写真もきっとかっこよく撮れるだろうと思い、ママさんに「お団子ヘアーでスタジオに来れたりします??」とスタジオで働く人間としては恥ずかしいセリフを言ったら快く引き受けてくれました。

実際に彼女とあったらどんなテンションなんだろうと思いその日は寝ました。

 

 

 

◇そして撮影当日

千葉「こんにちは!

   千葉と申します。『千葉ちゃん』でも『千葉君』でも『ばーちー』でもなんでもいいから気軽に読んでね!」

ママさん「たぶんそういうの緊張して言えない子なんです、、、、」

 

^^’’

 

そして撮影が始まります。

まずは一灯で練習通りに撮影をしました。光がかするようにあたれば輪郭が出やすいということはわかります。今回の被写体はお団子ヘアーの女の子。高原が〇の形なのでお団子部分まで光が少し弱かった。

ここで行ったのが真逆光を後ろから2灯炊いてみるという事。

位置関係はこんな感じ

 

私の頭の中で思い描く理想に近づいた瞬間がすぐ訪れました。

お団子ヘアーという点を考えても条件にはぴったりでした。

丸い光源が2つということが

顔の部分とお団子の部分にかすって輪郭をほどよく作ってくれました。

 

ママさんの絶妙なお団子にも感謝です。

 

 

1枚を撮るのにかかる労力を覚えた撮影でした。それと同時に光を作るということに対してこんなにも無知だったことが恥ずかしく感じました。

本来光を作るということはこれくらい緻密なものだ!とも言われている感覚にもなりました。

ミリ単位で“光”に気を張った撮影をこれまでどれくらいしてきただろうか、フレアを入れてデザインっぽく撮りたいとき?木漏れ日をデザインっぽく撮りたいとき?おそらく私はそんなもんかもしれない。

だからこそ私には大切な撮影になったと思います。

知らない事が【知っている】に近づいた撮影。

まだまだ先は長い、、、知らないことだらけの撮影というモノ

でも少しだけだけどわかって良かったです。

 

今回の撮影で結果的に良かったものはもう一つ

被写体の彼女に「ばーちーさん!ばーちーさん!」と何度も何度も呼んでもらえたこと。

シルエットでは彼女のことはわかりずらいけど、ふざけるしおしゃべりだし撮影が始まってみれば元気な小学生女子でした。

また一緒に撮影しましょう!

 

 

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