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兄妹の証

投稿日:2021/5/31

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Lifestudio Shinyokohama


Photo&Write by Arisa

Coordi by Mio

 

 

 

久々にライフスタジオに来店してくださったご家族の兄妹写真。

わたしはこの1枚がとても好きです。

 

2人は前回の来店から4年もの月日が流れ、グッと大人びていました。

兄妹の関係性にも何かしら変化があるのか?そんなことを考えながらスタートした撮影でした。

 

くったくのない笑顔が印象的な4年前の2人が

今ではクールなポーズも似合うようになっていて、大人に近づいているなぁと思いました。

 

月日の流れと共に2人の関係にも「成長」を感じた時、

どうしても残したい、兄妹写真が浮かびました。

それは「兄妹の証」を感じる一枚です。

 

例えどんなに大きくなっても、それぞれが仕事について

いずれパパとママが築いてくれたように家庭をもっても

変わらない兄妹の関係。

 

カメラ目線の笑顔は何歳になっても残したいものですが、

2人の関係性を一番表現するためには「自然体」であることを大切にしたと思い、

私は1冊の本を渡し、2人で読んでもらうことにしました。

 

「1冊の本」を2人で読んでもらったのには2つ目的があります。

1つは2人がより自然体であること、

何か動作をしている時の人は、ポーズを決めている時より、自然体な表情や仕草を見せてくれます。

その自然さは、写真にとって、とても大切な空気感にも繋がります。

 

もう1つは2人が兄妹の「変わらない関係性」を表現したかったからです。

兄妹で過ごす時間は、大きくなるにつれて変化していくことが多いと思います。

小さい頃は毎日一緒に遊んでいたのが、それぞれ友達と遊ぶようになり、

部活動やバイトなどを始めると家で顔を合わせる時間も次第に少なくなってくると思います。

私も兄との記憶を振り返ると、いつも一緒にいたはずが気づけば挨拶をするだけの関係になり、

思春期ならではの距離感が生まれた時もありました。

2人も、もしかしたら幼かったあの頃に比べたら、「何かを一緒にすること」が少なくなったかもしれません。

1冊の本を読む、ただそれだけですが、同じ場所で同じ時間を過ごし1つの何かを共有することは

毎日一緒に過ごした過去の記憶を蘇らせることができるかなと思いました。

 

そんな自然体の2人の世界観を作るために、離れた場所から望遠レンズで2人を撮影しました。

カメラマンの存在を感じさせない、そんな一枚になるようにアングルや角度を考えながら2人をきりとりました。

光がたっぷり入り、優しい前ボケが2人をあたたかく包み込んでくれました。

 

そんな自然体な2人の姿は

一緒に過ごす時間が少なくなっても、例え2人に心の距離ができたとして、

兄妹であることに変わりはない、そんな2人の「兄妹の証」を感じさせてれくます。

 

大人になった今、兄に伝えたい言葉が胸の中に浮かびます。

小さい時に私の手を引いてくれたこと、一緒に遊んでくれた日々、喧嘩しながらも私を気にかけてくれたこと、

「ありがとう」

今だからこそ、伝えたいです。

 

この2人も相手の愛しさを感じるのはもう少し後になるかもしれません。

それに気づいたとき、この写真に込めた想いが少しでもいいから、2人の心をあたたかくしてくれますように・・・。

 

そして、最後に当日ご来店されるまでにはパパさんとママさんのたくさんの愛があります。

ご予約を抑えて、お仕事のお休みをとって、子供たちの身支度を整えて、

その労力を惜しまず、こうして来てくださること。

この写真をつくるスタートはパパさんママさんであること、

そう考えるとこの写真を見守るパパママさんの想いが何より写真をあたたかくしてくれるのかなと思います。

 

私たちライフスタジオが人生の写真館である、存在意義を感じる

とても大切な時間となりました。

これからも皆さんの人生にもっと寄り添っていきたい、そう強く感じています。

 

 

 

 

 

 

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