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七五三撮影 |知っておきたいお参りの豆知識|由来と撮影時期はいつ?
投稿日:2018/11/15     更新日:2024/10/8
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七五三とは?
七五三の起源は室町時代と言われています。その当時、こどもが産まれてもそこまで医療が発達していない時代には残念ながら小さいお子様はとくに病気や怪我などで長く生きながらえない時代でした。
そんな背景から、お子さまの成長を祈る儀式が節目ごとに行われていました。やがて明治時代には3歳・5歳・7歳の三つのお祝いをまとめて七五三と呼ぶようになりこの文化が広がりました。
その始まりが今でも、親から子へ、子から孫へと受け継がれ今の時代まで七五三文化は受け継がれてきました。
着物を着て神社へお参りをしてこれからの成長をご祈祷する様子は日本の秋の風物詩としても有名な行事になっています。
七五三の名前の由来とは?
七五三は、男の子は5歳、女の子は3歳と7歳にそれぞれ意味があります。
[3歳]髪置(かみおき)
3歳は髪置きという儀式があり、昔は髪を伸ばし始める時期がこの年齢から始まるということもあり、3歳のお祝いのルーツはここから来ていると言われています。
[5歳]袴着(はかまぎ)
男女共に5歳ごろになると袴を着るという風習がありました。5歳のお祝いのルーツはここから来ていると言われています。
江戸時代以降は男の子のみ風習となりました。
[7歳]帯解 (おびとき)
鎌倉時代、ひもの着物からひもをとって帯を結ぶ儀式が始まりました。
これが帯解の儀という風習であり女の子の7歳のお祝いのルーツはここから来ていると言われています。
満年齢?数え年?どちらの時期にお祝いをすれば良いのか?
満年齢でも数え年でもどちらのタイミングで七五三のお祝いをしたとしても問題ありません。
最近ではお参りのタイミングと七五三の記念写真の時期をずらしてお祝いする方も多いです。
例えば、3歳の七五三の場合、数え年の2歳と満年齢の3歳とでは見た目や身長できることなど差は大きいです。
一つの事例としては、3歳の七五三の場合、お参りは2歳の数え年に参拝をしてフォトスタジオで七五三撮影をする場合は3歳の満年齢でされる方が多いです。
理由としては、普段着慣れていない着物を小さい頃に着せて大変な撮影になる心配をされる方が多いからです。
ですが反対に赤ちゃんらしさが残っているうちに七五三の写真を残してあげたいという方は2歳の数え年で撮られる方も多いです。
どちららが良いかと悩まれた場合は、お子さまの成長過程に合わせて無理のない選択をされることをおすすめします。
また、もう一つの事例としては7歳のお祝い時期になると歯の生え変わり時期と重なりおませな女の子だと歯が抜けている自分を気にして写真撮影のときにうまく笑えない子も多いです。
その場合は、歯が抜ける前に記念撮影を先に済ませてお参りをその後にされる方も多いです。
このように年齢に合わせても数え年か満年齢でお祝いをするのか考えても良いかもしれません。
七五三のお参り時期はいつ頃?
七五三のお参りは一般的に11月15日とされています。ですが、近年ではその日が平日だったり、11月15日前後は神社も大変混雑することもあり時期をずらして参拝される方も多いです。
また、11月は寒い時期で体調を崩しがちなので、急に熱を出しやすいお子さまの場合はとくに早めの参拝をおすすめしています。
また、北海道をはじめとする寒冷の地域では11月15日前後は既に寒くなっている時期なので1ヵ月早めの10月15日に七五三のお祝いをされるのが一般的だそうです。
なぜ七五三は11月15日なのか?
諸説ありますが有力なのは2つあり、11月15日は「鬼宿日」にあたり鬼が家にいる間に神社へお参りに行く日という風習がありこれが七五三のお祝いのルーツになったそうです。
また、もう一つは旧暦の霧月(11月)の15日は収穫祭がありそれと合わせてお子様の成長も祝ったとされているのがもうひとつの七五三のルーツです。
晴れ着にも意味があるの?
華やかな着物にもそれぞれに成長を願う思いが込められているようです。年齢別に見ていきましょう。
[3歳] 被布(被布)
3歳という年齢はまだ赤ちゃんらしさも残る時期です。ふっくらとした体型をやさしく包む被布は3歳ならではのお着物で可愛いですね。また、お宮参りのときのお祝い着を仕立て直して着ることも多いそうで100日のお祝いから3歳までの成長をお着物と共に祝っていくのは素晴らしい文化ですね。
[5歳] 紋付袴 (もんつきはかま)
5歳の男の子は紋付袴が基本で背中の模様には鷹や兜(かぶと)などおめでたい時に用いられる柄をあしらい、袴と合わせて着ています。また、おなか辺りにはさむ懐剣(かいけん)というものは、袋に入った小さな御守りの刀だそうで、それには「いざと言うときは己の命は己で守りなさい」という、親が子に対して強い男の子に育ってほしいという意味が込められているようです。
[7歳] 和装花嫁衣裳を模したもの
3歳と比べ背が伸びているので着物の柄がよく映えますし後ろには豪華で派手やかな帯がつきます。
また、7歳の着物は和装の花嫁衣裳をイメージしてつくられています。
着物、はこせこ、しごき、帯、扇子、髪飾りなど華やかなさを表現するために細部までこだわっています。
はこせこは、今でいうとことの化粧ポーチやお出かけ用のクラッチバックのようなもので昔は上流階級のごく一部の女性のみが持つことが出来るものでした。
千歳飴とは?
千歳とは千年という意味があり、両親がお子さまの長寿を願う想いが込められています。また、千歳飴は江戸時代の浅草や浅草寺から発祥したと言われています。昔は現代と違って甘いものが非常に貴重な時期だったこともあり子どもたちに非常に人気の贈り物だったそうです。 袋のデザインにも長寿の願いが込められており、鶴や亀など縁起物の動物をあしらい長生きを象徴しています。
七五三の文化は地域によっても異なる?
七五三は日本の伝統的な文化で全国的に行われている行事です。しかし、七五三の文化は地域によって異なっています。
男の子の七五三は5歳の時期のみと思われがちですが3歳と5歳と2度にわたって行う地域があります。
また、女の子は七五三は全国的に3歳と7歳の2度にわたって行っています。
まとめ
日々、お子様の成長を願うご両親の気持ちは今も昔も変わりません。
七五三というお祝いごとを日本に古くから伝わる大切な文化を少しでも理解することでお参りや記念写真などの節目をより楽しむことが出来ると思います。
また、七五三は親としてお子様に日本の文化を体験させてあげられる素敵な機会なのでぜひ主役のお子様もご家族皆さんも心に残る思い出になることを願っています。
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