Staff BlogKokubunji

TANTAN
国分寺店

丹生阿里沙

丹生と書いて
「たんしょう」と読みます!
ご挨拶をすると
よくタン塩に間違えられます。
たんしょうです!

撮影の時間自体が
楽しい思い出になるように
心に残る
あたたかい写真を撮っていきます。

よろしくお願いします♪

本の討論会「ゆっくり、いそげ」

2018/2/15

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ライフスタジオは本当に不思議な所だなぁとよく思います。
もちろん良い意味で、愛を込めて。


私はかつて、同じ写真業界で、全く違ったスタイルの写真スタジオで働いていました。
そこではマニュアル徹底で、ある店舗のマネージャーをしていた私は

「如何に多くのお客様を待ち時間なくスムーズにさばくか」

ということを最も重要視していました。
私個人ではなく、スタジオ全体がそのことに重きを置いていたからです。


私たちはそこで多様な衣装・商品を提供し、お金を得る
お客様はお金を払い、商品を得る


これが全てです。
つまり、写真という名の「モノ」を売っていました。
スタジオで過ごす時間は短ければ短いほど良く、
売上の数字が店舗の良し悪しを決めていました。





この「ゆっくり、いそげ」という本は、国分寺店のお隣に位置する
胡桃堂喫茶店のオーナーである影山さんが執筆されています。
1号目の店舗であるクルミドコーヒーは非常に有名で、土日には長蛇の列ができるほど。
このクルミドコーヒーを作られた時のお話をベースに本の内容は展開していきます。

内容はもちろん、カフェのお話ですが、
その中身はライフスタジオと非常につながる部分が多く、
私がライフスタジオに感じる、この不思議な感情が
本には言語化され、モヤモヤしていたものを整理してくれました。

「ぼくらが提供しているのはコーヒーやケーキといった『コンテンツ』ではない。
 それは、『良い時間を過ごしてもらう』こと。」

本の終盤に書かれていた、この文章が私の心をぐっと掴みました。



ライフスタジオでも全く同じことが言えるのではないでしょうか。

もちろん、私たちは写真を撮って、お客様に写真をお渡ししています。
しかし、それはただ単に写真を撮るのではなく、
カメラというツールを使って、
被写体を見つめ
自分の中で咀嚼し
今だけの、その瞬間を切り取る。


撮影という時間自体がお客様にお渡ししている大切な「コト」であり、
写真というのはライフスタジオで働く私たちとお客様を繋げる要である、

そんなことを思いました。



「コト」を提供することで
写真という形だけでない、お金では測れない価値を渡すことができる。
むしろ、お金で測れない「コト」を形にしたのがライフスタジオの写真なのではないだろうか。

商品とお金の交換でなく
目には見えない「大切な時間」という価値の提供

それが
リピーターが多いライフスタジオの要因なのかな

この本を読み終わりそんな思いを抱きました。




余談ですが、
クルミドコーヒーに行くと
席に胡桃が置いてあって、パキッと割ると美味しく食べることができます。
ぜひお試しあれ!


 

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