Photo & Write by Takashi Umino

Coordinator by Naomi Tanaka

 

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今は写真も動画も日常的で、

動画の方が情報量としては多く、より詳細な記録として残すことができます。

 

では、写真の方が劣っているのか？というと、

そうではないと思います。

写真の良さは、変化する今この瞬間を永遠にすることができるということです。

 

記憶は薄れていくものだし、思い出したくても難しいことが多い。

子供である時間も人生の中で考えたら短い。

今しかできないことだからこそ写真にとして記録し、いつでも見返せるようにできるのは、本当に価値のあることだと思います。

 

この写真は、見たらどんな状況かすぐに分かるシンプルな写真です。

兄弟が遊んでいる。

ただそれだけなんだけど、写真でも動きが伝わって、楽しそうなことも伝わる。

 

ポイントとしては、広い空間を入れた引き写真であり、俯瞰しているような目線で撮っていること。

前ボケも使うことでよりそれを表現でき、もしこの写真を家に飾っても、絵のように見ることもできる。

 

個人的には、動きの前後ではなくて動きの最中であること。

お兄ちゃんの顔は写っていないけど、成立していること。

この撮影環境ではこれ以上ないくらい引いた位置から撮っていること。

これらによって自分にも新鮮に見える写真になりました。

 

彼らが大人になってからも見てもらえる写真だったら良いなと思います。