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越谷店
scrollable

小さな身体の大きな心

投稿日:2019/10/31

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coordinator by Runa
photo by Manami

place by ChibaForest
 

 

被写体が活き活きとしてみえる写真とはどんな状態である事なのか。

私たちは風景カメラマンではなく、目の前にいる人がいてこそ成り立つポートレートのカメラマンです。

目の前に写真の中に写ってくれる人がいなければ写真は成立しません。

写真を撮影する時に色々な事を考えます。

はじめましての挨拶をして、私の目の前にいるこれから写真に写ってくれる子どもたちを見てどんな子なのかを考えます。

恥ずかしがり屋かな、おてんばかな、おしゃべりが得意かな、甘えん坊かな、人見知りかな、写真は好きかな、嫌いかな、お着替えは好きかな、お名前を教えてくれるかな…

短い時間の中で目の前にいるその子がどんな子なのか探っていき、その子の全体的な特徴も一緒に見ていきます。

体が大きい、小さい、細い、がっちりしてる、つかまり立ちができる、1人で歩ける、髪の毛が長い、短い、スカート、ズボン、ドレス、帽子、ワンピース…

それらの沢山の要素から目の前にいる被写体のその子をどのように撮影するか考えて準備していきます。

 

今回撮影させていただいた4歳の女の子。

女の子には2歳の弟くんがいて、1人だと恥ずかしい弟くんをずっとリードしてくれました。

 

1人で撮影の時、彼女はいつもとは違うよそいきのお洋服を着て、お姫様のように撮影しれもらる事が嬉しくて仕方がないようでした。

さっきまで弟くんをリードしてくれたお姉ちゃん。

でもそんな彼女はまだ当たり前に小さい4歳の女の子。

こうしてみて、ああしてみて、と私たちがお願いするとぎこちなく、でも一生懸命ポーズしてくれる姿はあまりに健気で可愛らしく、

さきほどの姉としての姿が余計眩しく思いました。

 

千葉フォレスト店は敷地面積が広く、建物や、インテリアも大きく高いのが特徴です。

この時私が撮影したのは野外にある、白い建物の壁。

フォレスト店には大きな木があり、天気が良いとその木の枝や葉っぱの影が白い壁に移ります。

小さな身体で一生懸命にがんばる彼女をこの白くて大きな壁にで画面いっぱいに映したいと思いました

 

大きな面で撮影するという事は水平垂直のゆがみを感じやすくなります。

水平垂直を保ち、画面の中に写る光と影のバランスを考えながら被写体の女の子に少しづつ動いてもらいます。

一生懸命でとてもまじめで優しい彼女はとても凛々しくて素敵でした。

 

カメラマンと被写体の数だけ撮影の方法は存在し、正解は存在しません。

無数にある表現の中から今目の前にいる被写体にはなにが良いか考える事、それはとても難しく、

だけど、すごく幸せな事だと思います。

たくさんの可能性の中から、あなたの為の最高の瞬間をもっともっと増やせるようにがんばります。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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