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久石譲 in 武道館 〜宮崎アニメと共に歩んだ25年間〜
投稿日:2018/6/17
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久石譲 in 武道館〜宮崎アニメと共に歩んだ25年〜
2008年夏に2日に渡り日本武道館で開催した一大音楽イベントが行われました。
『風の谷のナウシカ』から『崖の上のポニョ』まで、25年にわたり、全ての宮崎駿監督作品の音楽を手掛けてきた久石譲が、総勢1160人の超大規模編成による演奏と、そのバックの巨大スクリーンに映し出せれる宮崎アニメが織り成すスペクタクルで開催されたこのコンサート。
私が初めて見たのは大学時代でした。子供の頃からスタジオジブリの宮崎アニメが大好きで台詞丸暗記ぐらいの勢いで見ていた私でしたが音楽の久石譲はこのとき名前くらいしか知らず、彼のすごさをそこまで理解していませんでした。ところがこの彼の25年の集大成とも言えるコンサートをスクリーン越しに見た時、感動のあまり小刻みに震えたのを覚えています。宮崎アニメイコール久石譲だったんだ。この音楽なしに宮崎アニメは存在する事ができなかったんだと思うほどでした。
そして今回、宮崎アニメのプロフェッショナルをすることになり、好きすぎて張り切りすぎた私でした。宮崎駿監督の作品一つ一つを紹介する暇はないですがそれからしていたら丸一日どころか何日も欲しいくらいでした。そして本当は久石譲だけで1時間できそうなところをカットカットしました。
日本といわず世界に誇れる久石譲の織りなす音楽はもはや人の域を超えて神に達するのではないかと思っております。
今回は久石譲の魅力をこの「久石譲 in 武道館」から3つの視点で紹介したいと思います。
久石譲と宮崎アニメの見所は、まずその世界観の表現です。
風の谷のナウシカからこの時は崖の上のポニョまでそれぞれの作品の違った魅力を最大限に表現した音楽。例えば「となりのトトロ」では、まず引っ越してきた場面の軽快でワクワクする気持ちを表現したコミカルな音、子供達が走ったり覗き込んだりデングリがえしするとその動きと心に合わせて音楽がなります。見ている私達も一緒にワクワクしてきます。そして一度見た事があっても、二階目見たらまた初めて見たかのようにワクワクするくらい惹き込まれるのです。そして、後半お母さんの病状の変化により姉妹は不安に苛まれます。このときの二人の必死な思いが全て流れてくる音楽にのせられています。五月が一生懸命めいを探すシーンとその思いに合わせて助けてくれるトトロと猫バスの軽快な動きとどこか頼れるたくましさが見れるこの時のバックミュージックは最初に猫バスやトトロに会ったときと、同じ曲ですが響きや聞こえ方がどこか違います。それも子供達のその時の思いや見え方に合わせているのでしょう。とても細かなこの曲の変化があるからこそ、見ている私達はさつきやめいと同じ気持ちで一緒に過ごす事ができるのです。
次に世界観を表現するにあたってほとんどがオーケストラと人の声となっている点です。
例えば「もののけ姫」。この作品では度々緊迫した戦闘シーンがありますが、その一瞬即発の緊張感が更に音楽で見る人を極限まで惹き付けます。目が離せない緊張感が伝わってくるのです。おっことぬしがイノシシを引き連れてえぼしら人と戦うとき、その迫り来る大きな大きな戦いと衝撃がじわじわと音楽にのせられています。また戦うシーンで流れる曲に合わせてオーケストラの楽器が風のようなシュン!!という音を流します。曲じゃないのです。効果音を楽器でならしているのです。そのほとんどをオーケストラのみで演奏する久石譲のこのコンサートではまるで今映画をみているような緊張感が曲ごとに伝わってきます。またもののけ姫の後半で首を奪われたしし神が命を吸い取りながら大きなデイダラボッチになるのですがそのどこかひんやりとした大きな恐怖が人の声で表現されています。「あ〜ぁ」と度々聞こえてくるのですがその声とともに自然や生き物の命が一瞬で吸い取られていきます。とても恐ろしい冷たい恐怖の感じが表現されています。
またもののけ姫では途中米良さんの歌が入りますがその歌一曲に主人公アシタカの思いが詰め込まれています。まっすぐできれいな思いと映画の世界が伝わってきます。
次に久石譲自身のピアノ演奏です。
久石譲は宮崎アニメのほとんどの曲を作曲し演奏しています。私が特に魅了されたピアノは「紅の豚」です。宮崎アニメの中では大分大人向けのおしゃれな映画ですが、戦争の悲しみと男達の熱さと女性達と、懸命に生きる彼らと時代が切なく表現された「帰らざる日々」という曲は久石譲がピアノソロ演奏をしますが、なんだかモダンな部屋で夜景を見ながら夜1人でウイスキーでもたしなめたい?ようなイメージと言いますか、なんというかそういう大人でおしゃれな曲で私は大好きです。ピアノ演奏もただたらたらと曲を弾くのではなく、「間(ま)」や「余韻」がとても絶妙でじんわりと世界観を出しています。私はこの曲が大好きでこの曲だけ引けるようにピアノ覚えた〜いと影響されていました。
このようにパッととりあげるだけでも久石譲の魅力、宮崎アニメとの世界最強タッグは計り知れません。アニメなのにどこか懐かしく、人ごとに思えない世界観、一緒に笑い一緒に涙できるこのアニメが私は本当に大好きです。

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